11月下旬まで怒涛の忙しさで、いつも訪問しているブログやペタをいただいた皆さんのところになかなかお邪魔できない状況です。どうかお許しを。土日もないので映画はしばらくお預けと思っていたが、今朝4時に目が覚めたので、「ついでに何かみなきゃ」と、ウトウトしつつもDVDプレーヤーの電源を入れた次第。


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ご紹介するのは、1991年製作の何誌強(HO CHI KEUNG)監督の「縦横天下」(Angel The Kickboxer)。敢えてウトウトする映画を選んだのは眠いからである。日本語字幕がない米国版で、しかもVHSの画像をそのまま焼いたみたいで、英語字幕の両端が切れているぞ。


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国際警察(字幕ではCIA香港支局?)の刑事が追うのは、日本人の殺し屋と、そいつが絡む事件。


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殺し屋の鈴木(右)と手下。字幕では鈴木一郎となっているが、パッケージには倉田敏郎となっているなあ。


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情報交換し、協力するのが香港警察の女刑事、大島由加里である。


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殺し屋を雇っているのは、アメリカの銀行のボス。


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ボス自身がマッチョで強いのに、さらにボディガードを雇っているもんだから、スーツ姿で歩いていてもアクションシーンが挿入される。


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銀行家が仕組んだソ連のミサイル強奪と、それをアラブの石油王に売るという話まで加わる。


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一連の事件を報道するTVの女性キャスター(右)は空手の使い手で、マイクを持ってリポートした直後に闘うシーンが入る。さらにFBI捜査官である妹(左)も同じく空手の達人なので、日活ロマンポルノで10分おきにHなシーンが挿入されるように、いや、それ以上に、軽いアクションシーンが頻繁に挿入される。


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実業家(李子雄・Waise Lee)と、理由あって彼の女になっている女性(Pauline Chan)とのエピソードもあって、単純明快なカンフー映画とは一線を画している。ストーリーが複雑だから面白いというわけではないんだけど。


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クライマックスの銀行のボスや殺し屋との対決では大島由加里ではなく、この姉妹が活躍する。実はFBI捜査官の妹役を演じたシンシア・ラスロック(左)は、マーシャルアーツ映画の女王との異名をとる女優である。


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1981年から5年間も全米空手選手権でチャンピオンの座にいただけあって、頭を抱えられながらの後ろ蹴りによる攻撃などは、見どころの1つである。


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でも、大島由加里の二段蹴りを含めたアクションも華麗である。私はこれを見るためにこのDVDを入手したようなもんである。


疲れているときは難しい映画は見る気になれず、かといって、退屈でつまんない映画はストレスがたまる。そういう意味では微妙な作品である。