今週木曜日はクライアントが開催するセミナーイベントのため大阪行き。準備に追われながらも集客が気になっていたが、ようやく今日参加者80名を突破して一安心。夜は埼玉に戻らず大阪から広島の実家に向かう予定である。



さらば友よ1

今日の映画は1968年の「さらば友よ」。高校時代に見たんだけど、先日TVでやっていて懐かしかった。アルジェリアでの戦争から戻ってきたばかりの軍医アラン・ドロンと傭兵チャールス・ブロンソンが銀行を襲う、異色コンビによる巻き込まれ型の犯罪映画である。



さらば友よ2

ブロンソンとドロンに絡む重要な役柄を演じる女性たち。「禁じられた遊び」のブリジット・フォッセー(左)はこのとき22歳。トリュフォーの「恋愛日記」まではよかったが、89年の「ニュー・シネマ・パラダイス」ではすっかり老けてしまっていた。右はオルガ=ジョルジュ・ピコ。目鼻立ちの整った美人だが、その後、あまり映画で見かけた印象がない。



さらば友よ3

ラストシーンは有名だ。高校のとき、これを見て、渋いなぁと思ったものである。その頃他界してしまったフランソワ・ド・ルーベの音楽もとてもよく覚えていて、今回改めて傑作だなと思った。中学時代に父親がステレオを購入した際、10枚組のイージーリスニング集みたいなBOXレコードを買ったんである。色っぽい外人モデルがそれぞれのジャケットを飾っていて、振り返れば、その後目にすることになるアイドルのグラビアとかヌードなどよりずっと刺激的だったのではないだろうか。その中にスクリーンミュージックが含まれていて、「慕情」からブレイキーとメッセンジャーズの「危険な関係」まで、観たことのない映画のテーマ曲だけを聴きながら、映画や音楽に対する興味が徐々に芽生えていったような気がする。実家に帰ったら、どんな曲が入っていたか、チェックしておこう。