「サンダーバード」と言っても、あの人形劇ではなくて、2004年に実写版で公開された映画のほう。


サンダーバード1


サンダーバード2


1966年に公開されたときは、TVと同じ人形+ミニチュアのスタイルだったが、今度の実写版は、SFXというのかVFXというのかCCによる特殊効果を駆使したものである。



サンダーバード3


ペネロープ号。劇中はフォードの車ばかりで、警察の車は赤いモンデオだった。


映像は当時よりリアリティがあるのだろうが、隊員たちがみんなガキのように見えるのは自分が年をとったからであろうか。やはり昔のサンダーバードとイメージが全然違うので、懐かしいという感情をもって観ることはできなかった。


小学生時代、忍者ものとサンダーバードの2つは私の子供心をくすぐった。いずれも、自分の住んでいる世界と大きく隔たりがあることから、一種、神秘的とも言える憧れを抱いていたのであろう。サンダーバードに影響されて、近所の資材置き場に秘密基地という名目で隠れ家を作って、友だちと大切な宝物を持ち込んで隠したりもしたものだ。プラモデルの秘密基地は私には高価で手が出なかったため、廉価プラモデルを集めていたところ、誕生日のプレゼントに、ジェットモグラなどが格納できる2号のプラモデルをもらって、とても感動したのを思い出す。その後、しばらくサンダーバードのことなど忘れていたが、16~17年前だろうか、再びブームが来て、うちの子供にCDを買ってやったり、子供のとき手が届かなかった秘密基地をようやく購入することができた。


親と子では30年近く時代が違うが、子供がミニカーなどに興味を持つと、自分も一気にその頃に引き戻されるかのようである。


サンダーバードのプラモデル、あれば40年ぶりに作ってみたい。