比叡山の麓、穴太積みの石垣の町としても知られる大津市坂本。
延暦寺の里坊が立ち並ぶ門前町の佇まい。
里坊のほかに有名なのが日吉大社。
延喜式神名帳に見える式内社で、旧社格は官幣大社。
別名を山王権現。← 実は神社もかなり好き♪ゴホゴホ。
全国の日吉・日枝・山王神社の総本社で、京の鬼門に位置し、朝廷からも手厚く庇護されました。
その日吉大社の参道が紅葉の名所として知られています。
毎年この季節は日吉大社のほか旧竹林院・西教寺・滋賀院門跡など坂本地区一帯がライトアップされます。
さてさて、急勾配と敷石でひっくり返りそうになる日吉大社参道。w
独特の形をした山王鳥居と紅葉ですが、紅葉は未だ色づきはじめ。
門前の鳥居から大宮橋を経て山王鳥居・西本宮までがライトアップされています。
紅葉の朱よりもナトリウム燈のオレンジの方が勝ってる感じ。笑
色づきがイマイチなのにもう落葉が始まっています。
参道の敷石にも参道脇の苔の上にも落葉した紅葉がたくさん。
湖国随一の紅葉の名所といわれますが、赤く頃にはちりちりと枯れたようになります。
参道のずらり並んだ大津絵の行灯と山王鳥居が絵になります。
しかし紅葉ほうは門前の鳥居の方がきれいです。
特に南隣の早尾神社への石段下あたりがいい感じですな。
ただし西教寺は坂本の門前町から北へ1kmあまり、歩いていくにはかなり遠いです。
天台真盛宗の総本山西教寺。
明智光秀と一族の菩提寺で、光秀の墓所(正確には供養塔)があります。
総門は光秀の居城坂本城から移築したものだとか。
いくらライトアップしてるとはいえ、墓所は怖すぎ。((゚m゚;)
こちらの紅葉ポイントは総門から勅使門に至る参道。
そして勅使門から本堂に至る石段手前の宗祖大師殿唐門あたり。
参道の紅葉はこちらもまだ色づき始め。
一部色づいていますが、まだ少し早いですね。
宗祖大師殿唐門脇には1本だけびっくりするほど真っ赤に色づく木が1本あります。
一部が真っ赤、緑の部分も残っていて素晴らしいグラデーションですな。
境内全部がこの木みたいだといいのに。
ここから見下ろす坂本の町と、琵琶湖の対岸草津あたりの夜景がすばらしい。
琵琶湖の湖上をミシガンが進んでいきます。
紅葉はイマイチでも、ここから見る夜景にみなさん歓声を上げますね。
この位置からだと参道のライトアップもよく見えてなかなかいい眺め。
下から見上げるよりも、見下ろした方がより赤く色づいて見えますな。
ご覧の通未だ青葉も目立ちますのでまだまだ楽しめそうです。
■■日吉大社の紅葉
2012.11.16現在 見ごろ間近。
■■西教寺の紅葉
2012.11.16現在 見ごろ間近。