紀陽銀行 堺支店 / 安藤 忠雄 1994 |   + Mother Lake +

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 わざわざ堺までやってきたいくつかの目的のうちの1つ、紀陽銀行堺支店です。

 紀陽銀行は和歌山市に本店を持つ地方銀行。
 和歌山県内に70店舗のほか、大阪府にも泉州地域を中心に30店舗余りを保有。
 ここ堺支店は泉州地域の中核店となっています。
 
 ■紀陽銀行


 ・本店 : 和歌山市本町1-35
 ・設立 : 明治28年5月   


 ・資本金 : 800億円
 ・預金量 : 3兆2,686億円 
 ・従業員 : 2,207名


 銀行自体に興味はありませんが....
 どうしてもスペックや概要には触れておきたくて。爆
 地銀中位行ですが、近年、旧和歌山銀行を吸収合併し、業容を拡大しています。
 持ち株会社紀陽ホールディングスの下、カード会社、信用保証会社などを傘下に置く。
 紀陽フィナンシャルグループの中核となる銀行です。

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 さてさて、南海本線堺駅と南海高野線堺東駅を結ぶ大小路を東へ数分歩くと大道筋にでます。

 大小路は摂津国と和泉国の境をなし、中近世の環濠都市境の中心をなす道路。
 大道筋は環濠中心部を南北に貫通する道で、かつての旧紀州街道。
 片側3車線の大通りで、真ん中を阪堺線のチンチン電車が走っています。


 その大小路と大道筋の交差点に建つ巨大なコンクリートの塊。

 このビルは紀陽銀行堺支店です。
 最近シリーズ化しつつある有名建築家設計の建物、今回は安藤忠雄氏。
 およそ地方銀行の支店とは思えないような大きな建物ですな。

 付近に高層建築は少なく、シンボリックな外観ともあいまってランドマークになっていますね。

 はい、これが撮りたいがためにわざわざ。爆


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 正面と側面を覆うコンクリート壁の存在感が圧巻ですな。
 直線的なコンクリートはまさに安藤建築の真骨頂。
 窓がひとつもありませんが、内部はどうなってるんでしょうね。

 外観の大きさををよくおわかりいただくために、少しだけデフォルメしています。w


 そんな厳めしいコンクリートの威圧感を和らげているのが円柱のガラス壁。
 内部にはうっすらとバーチカルブラインドが見えています。
 高さ10m近くありそうなバーチカルブラインドは間違いなく特注ですな。
 仕事柄どのぐらいの上代なのか非常に気になります...ゴホゴホ。


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 製造メーカーがTA社なのか、NI社なのか...

 まさか大穴TO社なのかも気になります。すまぬC所長。爆

 上部にあるコンクリートのぶち抜かれた空間にもなにかありそうですね。

 大口の預金者にでもなれば見せてもらえるのかも。笑


 もうひとつ気になるこれ、紀陽銀行のシンボルマーク。
 なにかのモチーフかとおもいましたが、あえて意味は持たせていないそうです。
 見る人によっていろいろ感じてもらうのだとかで、平成3年に導入。


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 ・「情報を得るためにアンテナを高くしている。」
 ・「広く大きな視野をあらわすような目。」
 ・「いつも笑顔で。」


 さまざまな声が顧客からよせられたそうです。
 銀行らしくない、軽いという声もあれば、より親しみやすくなったという声もあったとか。
 デザインは祐泉 隆氏。2009年山梨冬季国体のシンボルマークも手がけておられます。


 写真を撮ってますと、目の前を阪堺線のチンチン電車が...こちらにも目が釘付け。爆

 堺シリーズはまだまだ続きます。


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 ■紀陽銀行 堺支店


  堺市堺区市之東町1-1-10

  南海6200系 南海本線 堺駅下車 徒歩8分

  名古屋市電1400系 阪堺電車 大小路駅 徒歩すぐ