ふるさとの風景 / 港@島根県松江市 |   + Mother Lake +

  + Mother Lake +

著作権は放棄していません。写真の無断引用はおやめください。

+ + + Mother Lake + + +  カメラ photo by NIKON D40

ボクのふるさとは松江市郊外、島根半島の北海岸に位置する片江というところ。

ここ片江は風土記の時代には方結郷としてその記述があり、古く奈良時代以前から人が住んでいたようです。
さて、前回の自然地理学的切り口から、今回は古代史と人文地理学的切り口で。笑

+ + + Mother Lake + + + 


■出雲国風土記 嶋根郡方結郷

「国忍別の命、詔りたまひしく、吾が敷き坐す地は、国形宣しとのりたまひき。故、方結という。」
国忍別命がおっしゃるには、私が鎮座するこの地は、形がよいとおっしゃった。故にカタエという。」

国忍別命(クニオシワケノミコト)は方結神社の祭神。
須佐之男命の子(櫛名田姫との間の)とされていて、国引神話の「八束水臣津野命」の兄弟神とされます。

+ + + Mother Lake + + + 


■機船二艘式底曳網漁発祥の地

この片江の港を船が埋め尽くした時代がありました。
ここ片江は機船二艘式底曳網漁発祥の地、片江船団の名前は全国に鳴り響きます。

漁獲規制によって東シナ海に漁区が限られるようになると、船団の母港は下関へ。
若者はすべて船団乗組員として下関に移り住み、今日の片江の衰退が始まります....
ボクもそんな理由で下関生まれなのです。

近代漁業の先駆者たち、片江船団については片江在住しんゆうさんの所に詳しく載っています→★★★

+ + + Mother Lake + + + 

片江といえば、毎年ご紹介しているとんどさんと墨つけ神事。
ちょうど、この写真を撮っているあたりに西地区のとんどさんが建てられます。

ちょうど、網仕事してるおじさんがひとり。
こんな風景がとても似合う漁業の町片江....いまや松江市に通勤する人が多く、漁業に従事する人も
ずいぶん少なくなっています。

昼間の片江の集落も情緒があっていいのですが.....
夜の片江もこれがまた...暗い!!爆

+ + + Mother Lake + + + 

なんとか彗星が接近!!とか、なんとか流星群観測のチャンス!!
....なんてときは、晴れてさえいればことごとく観測できます!!爆 そんなぐらい真っ暗です。

ここは山陰地方。晴れていることが少ないのが問題なのですが。笑
しかし、あれか。D40で撮影すると思いのほか明るいですな.....そんな片江の夜。
次はお待たせの晩御飯です。