AMHとAFの使い分け | 両角 和人(生殖医療専門医)のブログ

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AMHとAFの使い分け


AMH はその方の持つ卵巣機能のベースとなるものです。

この患者さんは基本としてこの位の馬力がある、キャパがある、という風に判断できます。

AMHは変動しないため、一度の測定でその方の卵巣予備力をつかむことができます。


これに対してAF は生理周期毎の変動を受けることが多々あります。


そのため月ごとの微妙な卵巣機能の変化を読み取ることができます。

AMHで大まかな予備力を把握して、AFでその周期毎のより細かい予備力の変化をつかむ。


両者をこのように使い分けてより効果的で、最適な刺激方法を行うようにしています。