更新滞りまくりにストップをかけるべく。 | 木村和人、パパ木村、或いは、キムキムと呼ばれる男。

木村和人、パパ木村、或いは、キムキムと呼ばれる男。

ほぼ三つの呼び名が存在しますが、ほぼ同一人物かと思います。

表題の件、一には木村にとっては珍しく(それでいいのか?)忙しかったことがあります。

次に、やっぱり、原発事故のことが気になって、以前のように色んなネタを書く気がしない。
しかしながら、刻々と変化する…というか、次々と現れる色々な問題に木村の情報処理能力が追いついて行かないことがあります。

全く更新が減ってしまったのに、以前と同じように訪れて下さっている皆さん、申し訳ありません!

ええ…、それでも、何度となく書き始めてはみたのです。
書き始めてはみたのですが、まとまらず空中分解して消してみたり、下書き保存してそのままになったり…、まぁ、言い訳ですけど。

当ブログでは、食品の安全性について、何度か思いを述べましたが、時節柄、コメは大丈夫なのか、ということも気になっていました。

福島県は(今や放射能の農林水産物に対する影響は福島県のものだけではなくなっていますが)米どころですから。

その立地と風向きにより、放射性物質の飛散が少なかった、我が会津若松ですが、こればかりは測ってみなければ分からない状況だったと思います。

そして、その結果を見ると、全てND(不検出)。
県内としても、NDが殆どを占める結果でした。

ただし、以前述べたように、暫定基準値の安全性について、手放しで信用しているわけではないし、NDであれば、その検出限界を知りたいわけです。

直近のエントリでは、モニタリングのページから、
「検出限界は1でしょ」
と勝手に推測していますが、これだけ世間の関心が高まっているのに、会津若松のHPにも、福島新発売(運営は県)のHPにも、検出限界が記載されてないので、いい加減我慢できなくなって、市の農政課に電話してみたところ、

坦「検出限界は10ベクレル/kgです」、
木「福島新発売によると、それ以下の数値も出ているようですが?」
坦「検体によってはそれより低い値が出ます」
割ときっぱり。

県の放射線相談窓口への電話では、
担「5~10ベクレル/kgです」
木「その差はなんですか?」
坦「その、使ってる機械等によって…」
と自信なさげ。

市は担当が農政課だし、県は放射能関連全般に答えなくてはならないし、後者のほうが大変かとは思いますが、もっと頑張って欲しいと思いました。


ところで、素朴な疑問として、そもそも、0ベクレルとかあんの?とか、10ベクレルと0ベクレル(或いは他の数字VS他の数字)とどういう差があんの?
みたいなことがありまして。

というのも、例えば、5月だか6月だか忘れましたが、烏丸のガイガーカウンタのライブカメラとか、那覇空港で平時の線量でない所があるとか、大阪でも、とかいう話はずっとあるんですが、これって、原発事故後に測ってみたらそうだった、ってことで、実はずっとその線量だったんでない?
みたいに思ったんですね。
だって、情報を公開しない、という点では、老舗の国だって原発持ってるし。

あ~、でも、平常時のデータとかとってるかな、流石に。

では、↑の事は忘れて下さい。

平時の日本には、食品に含まれる放射能に規制値はあったんでしょうか?

う~ん、ちょっと調べてみたんですが、見つかりません。
飲料水についても、日本独自では規制値を持っておらず、WHOのものに準拠していた(203,204ページ)ようですから、食品についても、平常時のものは持っていなかったのでしょう(因みに暫定基準値は2007年に設定されていたようで、この事故後慌てて…と言うことではなさそうです→リンク先のP.18)。


で、こういうことを調べているうちに見つけたサイトなんですが、
スウェーデンの今

僕はスウェーデンについての知識は全くなかったのですが、1986のチェルノブイリ原発事故の際に、放射性物質は彼の国にまで被害を及ぼしたとのことで、その時の被害の模様、政府の対応などが記述されています。

僕は又聞きの知識により、福島原発事故の日本政府の対応と情報隠しは、旧ソ連という名前から想像される国柄にさえも劣るものだと、嘆いたのですが、実のところ、チェルノ事故直後はソ連政府は事故隠しの方向にあった形跡があると、このブログによって知りました。

曰く、スウェーデンの原発において、通常より高濃度の放射線が検出され、初めはその原発において放射能漏れが起こっているのではないかと、国が動いたが、様々な検証の元、その出所をチェルノブイリと特定し、ソ連邦に打診。後に世界中に知れ渡ったと。


他にも、このブログ主さんの慧眼によって、様々なトピックスについて解説されており、その中に、スウェーデン或いは、EUの放射能基準値について触れている論考を読むにあたり、最近思うところと、重ねあわせているところです。


…なんだか、尻切れトンボになってしまいましたが、明日の業務に差し支えるかな~、という時間になって参りましたので、一旦寝ます。