タクシー・ドライバー

（鑑賞：２０１５　３・１２　CS放送　にて）

監督：マーティン・スコセッシ
出演：ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード、ピーター・ボイル、他　
ストーリー：ベトナム帰りの青年トラヴィス・ビックルは夜の街をタクシーで流しながら、世界の不浄さに苛立ちを感じていた。大統領候補の選挙事務所に勤めるベッツィと親しくなるトラヴィスだったが、彼女をポルノ映画館に誘ったことで絶交されてしまう。やがて、闇ルートから銃を手に入れたトラヴィスは自己鍛錬を始め・・・


（１９７６　米）　１時間５４分

クライマックスの壮絶さ！さすが！！

ニューヨークの夜を走るひとりのタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描き出した傑作。

今更、自分が言うまでもないでしょうが、映画史に残る1作と言えるでしょう。自分も、今回改めて見直しましたが・・いやあ、最高ですね！これ！

タクシーに乗りながら、世の中に不満を感じていた男・・ある女性に恋をしながらも、上手く行かない。さらに高まる世の中への不満・・更に体を鍛え、雰囲気を変えながら。。。と！様々な出来事、人に影響され、ジワジワ、彼がその気になっていく過程がとても面白い。

もちろん、最高なのはデ・ニーロ！彼がトラヴィスを演じたからこそ、不気味でもあるけど、憎めない男になっているのだな、と思いましたし、娼婦を演じて、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされました、当時、弱冠13歳だったとは思えない美しさのジョディ・フォスターのインパクトも十分。


見所はついに行動に出るクライマックスの壮絶さはさすがスコセッシ！


こういう作品を最近観てないなあ～と思わされた。もう笑ってしまうくらいゾクゾクさせられましたね。wikipediaによると、こんな狂気が？実際に大きな事件も引き起こしたようですが・・それくらい影響を与えた映画なんですね。