タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 オリジナル・サウンドトラック

(鑑賞:2011 12・4 TOHOシネマズ西宮OSにて)

監督:スティーヴン・スピルバーグ
声:ジェイミー・ベル、アンディ・サーキス、ダニエル・クレイグ、他
ストーリー:ある日、タンタンは、ガラスケースに陳列されていた帆船の模型に魅了され購入した。が、何とその船は17世紀に海賊の襲撃によって消息を絶った伝説のユニコーン号で、模型のマストにはある暗号が記された巻物が隠されていたのだった・・・!!

(2011 米) 1時間47分

息もつかせぬ、さすがアクションの名手!

名匠・スティーヴン・スピルバーグが監督が、世界で愛される漫画「タンタンの冒険」を映画化した話題作です。

もちろん「タンタン」は知ってましたが、その内容までは知らなかったので・・個人的には凄く楽しめました。

というのも、やっぱりスピルバーグやなあ~と思うのです。タンタンがユニコーン号を手にいれて、そこから狙われ、さらにはハドックという船長に出会い、冒険が加速していく。そこが息つく暇もなく、テンポが素晴らしいんです。無駄がないというかね。さすがこういう冒険作品を知り尽くしている人だな~と感心しました。

中盤、ハドック船長の過去などドラマも盛り込まれたりしますが、そこから笑ってしまうようなド派手なアクションがまた痛快!今回のアニメーションでも楽しめましたが、出来たら、実写で観たくなってしまう物ばかりでした。

それとこういう作品に欠かせないのはキャラクターの造詣。ハドック船長が実にいい。オマヌケでドジで足を引っ張ってるところが多々ありますが、それが逆に観客の共感を呼びますし、彼の中で冒険への信念が揺らがないところはカッコいいです。

そして!タンタンの相棒である、ワンちゃん、スノーウィの活躍も楽しい。「マスク」という映画でもジム・キャリーの相棒としてマイロの活躍が際立ってましたが、今回も人間顔負けの活躍で和ませてくれる。他にも動物がいくつか出てきていいアクセントになってます。こういう映画に彼らが登場するだけでも面白みが増すのです。