治療方針決定。 | え!今度は膵臓癌!?〜印環細胞癌 (signet ring cell cartinoma)

え!今度は膵臓癌!?〜印環細胞癌 (signet ring cell cartinoma)

7年6カ月前に胃癌(印環細胞癌)を内視鏡手術で寛解後、今度はまさかの膵臓癌に罹患です。まさにこれから抗がん剤治療、膵頭十二指腸切除手術と成ります。

またまた、どこまで書けるかわかりませんが、出来る限りリアルタイムに
記録を残して行こうと思います。

今日は、先日の内視鏡の生検の結果を元にした治療方針を伺う為に
朝早くからH医大病院に行って来ました。

生検の結果は、対象病変の周辺の5ヶ所の組織を採取、病理検査を行ったが
癌細胞が発見されたのは1ヶ所だけで、大きさは約1.5㎝でM癌と判断するというものでした。

結果として、S医師から内視鏡ESD治療の拡大適応範囲として対応できるという
説明を頂きました。

(※内視鏡ESD治療の適応拡大の詳細については こちら)

周辺のリンパ節への転移の可能性も薄い為(1~2%程度)
ESDで切り取った細胞を更に病理検査し、異常が発見された場合には、それから
胃切除を行うという治療方針で行くことと成りました。

それを聞いて私は、嬉しい反面、心配にもなって…

「胃の外側のリンパ節等への転移があった場合には分からないのでは?」
と質問をしたところ…

S医師は「確かにそうだが、このケースではまず転移は考えられない。
またESDを行う事は、後に胃切除手術を行う事になったとしても何の悪影響も及ぼさないよ。
でも心配ならば、もう一度造影CTをしよう。胸部(肺)、腹部(膵臓、胃、肝臓)を
もう一度見ましょう。」という事に成りました。

その後、S医師が消化管内科に『コンサルタント枠』で急遽予約を入れて
下さって、同科のI医師(先日、内視鏡生検を担当して頂きました。)を受診し
念の為、大腸内視鏡検査もプラスして;^_^A、下記の検査、入院、手術日程を
決定致しました。


11/13 大腸内視鏡
12/1 胸部、腹部 造影CT
12/9 内視鏡ESD治療(やはり、手術とは呼ばないようです。)
入院期間 12/8~ 12/18


I医師からは印環細胞癌における内視鏡ESDによる治療は
現段階では、やはりまだ『臨床』であること
但し、当院でも200名を超える実績があって、全ての症例を追跡調査し
予後を把握しているとの説明を受けました。


私は、ここでもしつこく…

「内視鏡ESD治療の後、転移、再発予防の為に抗癌剤を行うという事は
必要無いのでしょうか?」

と馬鹿な質問をしてしまいました…(>人<;)

『抗癌剤の副作用によるリスク+内視鏡ESD治療という選択肢は臨床でも
否定されています。』との説明。

確かに…浅はかな質問だと反省しました。


いずれにしても、ここまで来たらもう、まな板の鯉です。
信頼する御二人の医師に全てを託してお任せするしか無いと
決意を固めました。



【印環細胞癌の病理検査画像】
印環細胞癌