まとめ、あれから・・・2014年最後のブログ | 渡辺河童のコレクションルーム

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漫画家+いろいろデザイナー渡辺河童の日記


久し振りのブログです。

床ずれもあと少しで完治のところまできて痛みからの苦しさから解放され、新しい訪問看護さんも入り、大きく環境は変わりました。

2014年ももうすぐ終わりますので、例の訪問看護のまとめやコメントを今更になって読み返してみました。

あのまとめ騒動があってから、落ち着いた今、まとめ以降変わった私の環境などを書いておきます。

現在私のTwitterは鍵ですが、TLを静かに過ごす為にそうしております。フォローリクエストに関して、現在承認しておりません。申し訳ございません。

ブログの最後に、オンブズマンから聞いた「訪問看護ステーション」に関する苦情申し立て先を書いておきます。東京以外は調べておりませんが、ご了承ください。


あれから、主治医の変更をしました。

6年以上通っていた入院施設もある大きな病院の先生でしたが、まとめの指摘を受け、緊急訪問看護と診断された時の指示や、OD後の事後処置も含めて主治医に再度質問をしました。しかし、「今後、訪問看護をどうやって探せばいいのか?」という問いに「そんなの聞かれても知らないよ」と回答され、「うちは急患扱えないからねぇ・・」と言われ、唖然としました。

ショックではありましたが、まとめで指摘されていた当時の「医師の初動ミスに関して」というのが決定的となり、主治医(病院)を変える事にしました。アドバイス頂きました方々に、心より感謝申し上げます。


転院にあたり、一部の方が仰るような自分の思い通りになる病院ではなく、より厳しい病院を選びました。

新しい病院では、性別違和や私が置かれている環境についても深く切り込んだカウンセリングや診療が行われており、万が一を想定し「こういう場合はこうなる」「こういう時はこうしましょう」という具体的な診療に関するアドバイスをくれたのと、「例え仕事があろうとも、緊急時は入院させるから」という医師からの言葉がありましたので、2つ病院を訪れたのですが厳しいこちらにしました。

1時間半以上のカウンセリングを5回ほどし、1回の診察が1時間以上の状態のまま進んでいます。まとめもプリントアウトを渡してじっくり読んで頂きました。仕事をさせられていたり情報漏洩があったりした事が妄想ではない事は、証拠類を先生に見てもらいました。

先生によれば、まとめ当時はOD後の副作用による異常な興奮状態にあったのは間違いないようです。ただそこで、私の次の犠牲者を出したくないという動きよりも、本人がこのままでは倒れる可能性の方が大きいので、「うちではこの状態なら入院だよ」と言われました。

前の医師にもこんな状態で・・・と、まとめや書類を見せていたのですが、特に何も言われなかったので大きな違いでした。救急に対応できないなら、なんでこの時に救急搬送もさせていないのか・・と新しい先生が首をかしげていました。

数々のカウンセリングの結果はうつ病。
性別違和はあるとされました。
他の精神疾患については今のところは言われていませんが、少しでも疑いがある場合は言ってくれるよう先生にお願いしています。今は、とにかく真面目すぎる肩の力が抜けない私を先になんとかする必要があるとのことでした。

ただその中で、うつ病の諸悪の根源になる原因が分かりました。

昔…夫婦のように、私が大黒柱となり彼女が専業主婦として6年以上暮らしていた彼女とお別れしたのですが、別れた原因は、うつ病だけではなく・・彼女による自分の会社のお金の使い込みでした。別れた後に使ったお金を返してくれるようにお願いしましたが、返ってこなかったことによる無力感や人間不信。通常の夫婦であれば離婚時の訴訟もできたでしょうが、同性なので何もできませんでした。これがうつ病のトリガーとなっているようです。

※2019/02/14追記>単行本にはこの使い込み自体を書けませんでした。このときのお金のことを思い出すと、うつ病が悪化してしまうからの、あえての判断です。ご容赦ください。。

また、2010年9月に受けた実家の店放火で、私自身が老後の為に蓄えていた財産を失ったことや、加害者ではなく、被害者側の家族であろうと容赦なく「新聞沙汰に巻き込まれた人」として人が離れていったこと(人間不信)が大きく背後にあるところまで分かりました。

原因が分かったのは大きな前進です。


新しい訪問看護さんも週に2回入り、とにかく健康的な生活を指導されるままにし(いや正直これが最初はしんどかった)、経過は驚くほど良好です。

また、新しい訪問看護さんが入り、バイタルチェックを受け続けて分かった事は、とにかく血圧が低いこと。このままでは低血圧症になると医師にも言われました。上が80、下が60を切ることもあり、栄養状態の悪さがこれを引き起こしているらしく、とにかく医師や看護師さんたちのいうことを聞き、栄養を採って血圧を上げる努力をしています。食欲がない時の食事は入って行かないものですが、無理やりでもいいから食べなさいと言われ食べております。

新しい訪問看護さんからはバイタルチェックした事もなかったの?!と驚かれました。例の訪問看護社代表さんはした事なかったんですよね・・・(汗



紹介したい動画があります。
この動画から気付かされることは多かったので、貼っておきます。

うつと闘う全ての人へ贈る「4分間の映像」
https://www.youtube.com/watch?v=zlD7gFXR4to

この動画を見て、なんだかするりと喉の奥につかえていたモノが落ちていきました。うつ病を治す事に躍起になり、病気自体を敵視していた自分の場合ですが、まずはそんな病気になってしまった自分を許してあげようと思ったのです。この考え方には主治医も賛同してくれました。

あくまでも自分の場合は・・ですが、つらいつらい・・と嘆くよりも、むしろうつ病とかけ離れた生活(体力回復のリハビリの為に始めた毎日の散歩が、結果的には私には効果的でした)をする事や、落ち込んでいる時間には、わざとTwitterに自分のプラスの情報を書くことで自分を騙し、苦しい日があれば頑張 らず、さくっと寝込む事を許す日々を送る事で、驚くほど遠回りのようで早い回復を目指せました。完治はしておりませんが、明らかに落ち込む頻度は少なく なっています。


このまま寛解に持っていけたらいいな~と考えてはいますが、そんなにうつ病は甘くない物で、急激に落ち込む日もあり、ダメな時は、蛍光灯の光さえダメになり、テレビなんて騒音以外の何物でもないし、音楽も雑音にしか聞こえませんが、最近はよくなるにつれ、まったく見る事が叶わなかったテレビが少し見られるようになったのと、Jazzのバラード等であれば音楽も聞けることが、大きな進歩だと思っています。

医師の初動ミス等、まとめで指摘されたことが大きな回復への一歩となったので、ここは改めて感謝申し上げる次第です。私にとっては、まとめでしつこくコメントをされていた方も、「有益な情報」をくれていたりした方もおりましたので、そこは感謝こそすれ、今は他に思う気持ちはありません。

※猫は、自分が万が一の時には、お金がかかりましたが近くの動物病院が、入院時は預かる、私が亡くなった場合は引き取り、里親を探してくれるという事で協力が得られましたので、かなり安心しています。(本当はご紹介したいのですがオープンなサービスではないらしく、紹介は許可を得られませんでした。)



万が一にでも、精神科訪問看護のお世話になる可能性を持っている方は、万が一になってからでは遅いので、主治医の知識や、指令系統がしっかりしている病院を選び、病院自体が訪問看護ステーションを持っている場合もあるようですが、普段からPSWを通して探しておかれる方が慌てずに良いと思います。※PSW・・・精神保健福祉士


介護保険以外のすべての人は、東京は「東京都福祉保健局」しか苦情相談先がありませんので、今後誰かが困った時のためになればと、オンブズマンから聞いた「注意是正指導権限を持つ相談先」を書き残しておきます。

東京都福祉保健局指導調整課
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/joho/soshiki/shidou/shidou/

社会福祉法人係・・・03-5320-4044
・社会福祉法人の許可及び認可
・社会福祉法人に対する運営指導

↑私の場合はここでしたが、下記も参考に貼っておきます。

指定医療機関指導係・・・03-5320-4074
・障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の指定自立支援医療機関の指導検査

↑ここからは、私が訪問看護計画書をもらっていない事について、情報開示のお願いを受けました。訪問看護計画書にサインや捺印をしていないので、それが提出されているという事は不正受給となるかもしれないと聞かされました。


指導調整係・・・03-5320-4051
・社会福祉施設等に対する運営指導の調整
・社会福祉施設等の指導検査の調整
・社会福祉事業を経営する社会福祉法人等の指導検査(他の課に属さないもの)・指導検査の調整

↑ここは相談していませんが、こんなところもあったというご参考までに。


あの時にコメント頂いていた方々や、物資を送って頂いた方々、応援してくださっている方々に、心より御礼申し上げます。本当に有難うございました。

結果的に病院も変わり、現状は穏やかな生活をし、静養に努めており、今こうしてブログを書けているのも幸せな事だと感じています。



2014年も今日で終わり。
思えば長いようで短い1年でありました。

トラブルも多かったのですが、得たものも多い年でした。

問題があっても変わらずお付き合い頂いている方々に心から感謝を。

皆さんの2015年が幸多からんことをお祈りしております。

残り少ない大晦日の更新になりましたが、長文にお付き合い頂き、有難うございました。

皆様、よいお年をお迎えください。





渡辺河童