【約束】 | たけだのブログ

【約束】

こんな風に二人で
知らない道を歩いてる

君の部屋まであとどれくらい?

二人きりで並んで歩くなんて
学校の帰り道以来だね

あの頃は知らなかったんだ

大切にされていたって

君がいつも
車道側を歩いていたこと

私の歩く早さに
合わせてくれていたこと

今なら分かるんだよ

すっかり大きくなって

体もたくましくなったけれど

本当の君は変わっていないから

人込みで道を作ってくれることも

満員の電車で
私の場所を作ってくれてることも

君が男で
私は女だってことも

素直に分かるくらい大人になったんだよ

困った時に頭を掻く君のクセ

懐かしくて
でもなんだか落ち着くの

不思議な気持ち

照れ臭そうに
差し出した大きな手

繋いだ手から温もりが伝わる

私の気持ちに応えてくれて
ありがとう

私が自分の気持ちに気付くまで
待たせてごめんね

好きになってくれてありがとう

君が教えてくれた気持ち

ずっと大切にするからね

好きでいてくれてありがとう

これからも君に
好きでいてもらえるように

このままの私でいるからね

知らない街を
手を繋いで歩きながら

言葉にするのは
まだ少し照れくさいから

見上げる君の横顔に
ナイショの約束