動物達より愛を込めて ~より ちょこっとだけの お・ま・け でございます。


動物園でお互いの気持ちを確かめあった、蓮さんとキョーコさんのその後・・・

付き合いだして1ヶ月あまり、本日は二人ともオフ。

残念ながら人目が気になるので、敦賀さんちでまったりデート。

二人、並んでソファに座り、キョーコは明日の台本を読みながらお紅茶などを飲んでます。

蓮さんはご機嫌です。


「キョーコさん!」

急に台本を取り上げ、笑顔でキョーコの顔を覗き込む蓮。


「はい。なんですか敦賀さん?」

おかしい…敦賀さんのこの笑顔。それに…私を『キョーコさん』なんて呼ぶなんて…なに?


付き合いだしてから『最上さん』から『キョーコ』と呼ばれるようになり、まだ恥ずかしさも覚めやらぬ、どきどき甘いハニームーン。

キョーコは何事かあると警戒態勢にはいる。


「俺、まだ、君に好きだって言ってもらってないんだけど。」(キュラ☆)


「えっ! 敦賀さん、わかってくださっているんじゃ・・・。」
「わかっているつもりだけどね…。俺の独りよがりじゃないかって心配になるんだ (シュン)。」

言いながら、組んだ手をおでこに当てて、前かがみになり肘を膝の丁度上辺りに…がっくり落ち込みポーズ。


(なに?その、迷える子羊みたいなポーズは…)

キョーコが思った次の瞬間、蓮はそのままのポーズでキョーコのほうに顔を向けたかと思うと、


「やっぱりちゃんとききたいよね。」(キュラリ☆)

更に、身体を乗り出し顔を近づけてくる。


ち、近い!!そして、その笑顔が怖い…。今更、なに言っちゃってるのよぉ!

あんなことや、こんなことしたくせにぃぃぃぃ~~!!

(えっ?どんなこと?)


「えっ!えっ!」
「あれだけ、焦らされたんだし…。俺のこと好き?」(キュラリラ☆)
「す・・すす・すすすす・・・・」
「ん?何かな? きちんと言うまで、今日は帰してあげないよ。愛してる?」(キュラレスト☆)
「あ・あああ・ああああ・・・・いーーーーやーーーーーーーーーー!!!」


「時間はたっぷりあるからね。」


そういって、蓮は逃げようとするキョーコの腕をつかみ、自分の前に抱え込む。

そして、後ろからすっぽりホールド状態のキョーコの耳に優しく


「I LOVE YOU.」


と囁いた。


愛を言葉できちんと語るお国柄の蓮さまに、たじたじのキョーコちゃんでした。

キョーコちゃんは言えたかな~?

言わされただろうなぁ~~。

でもね、言っても言わなくても帰して貰えないよ。

………たぶんね。