着流しにおおきなリボンと扇子がトレードマークの祓い人”翔さん”による


お祓いのは儀式は続いていた。





「ふ~~。こんなんじゃまだまだよね。でも、とりあえず、祓いまめの儀式は終了よ。」

「は~、とりあえずなんですか?」

「そうよ。簡単には解けないっていったでしょ。
でも、あなた・・・いっちーさんとおっしゃったかしら?
頭がかるくなったんじゃなくて?」

「そういえばなんとなく~~」

逆立っていた毛かなくなっている・・・・

「でしょ。まず第1段階はクリアよ。
次は場所を改めて行うから移動してもらうわ。
クオンさん!ちょっときて~」

「ん?よんだかい?
「おや、君!奇抜な格好をしているじゃないか!かわいいね~
最近はニューカマーがふえているな~
はぁっはっはっはっはぁ」






あらわれたのは、ネコの着ぐるみを着た紳士だった。

突然の高笑い。そして、俺は、褒められたのだろうか?
釈然としないが、ここはポジティブに考えよう。

そして、翔さんがクオンさんになにやら頼みごと
「クオンさん、ちょっと、いっちーさんを例の場所に送って欲しいの」

「ああ~そういうことか、OKまかせてくれ。」

「そうだクオンさん!いっちーさんはお魚さんだけど食べちゃだめよ。
BBQにすると今なら豚とお魚が楽しめちゃうとか、想像したでしょ。
おいしく無いからやめときなさいね!」

「翔さんいくらなんでも、俺だって選ぶ権利があるよ。
まーね。 お魚くわえた豚ネコ~ 
って一瞬やろうとか思ったけどな。やっぱりだめだよなぁ」

「ややや、やめてくださいよ~冗談にも程が・・・・」

震えるいっちー、生きた心地がしなかった・・・が、

彼は安全運転で、俺を例の場所へとやらへ送ってくれたのだった。

そして着いた場所は、なにやら広い体育館のような・・・。

ここで最終的なお祓いをするらしいんだが・・・。





そして、でてきたのは、玉ちゃん。

「あれ?翔さんは?」

「あ~~翔さんはね。この儀式はしないの。
今は、お部屋で念仏唱えているわ、
しあげは、私がやるのよ~。私ここでパートしているの~」

なに?パート??
聞いて見ると、ここでのお仕事は、翔さんにかわって肉体労働部門を担っているそうだ。

翔さんは、別室で、祓いの呪文を唱えているとのこと。
そだよ!そっちだ!頼りにしているのは!
それにしても、玉ちゃん?大丈夫なんだろうか?

「玉ちゃんがやるのか~?大丈夫かな~?」

「なによぉ?大丈夫よ!あとはチョチョイのチョイだもん!!」

「う~ん・・・わかったよ!腹をくくるよ!やってくれ!!」

「じゃ、アムロいきま~~~~す。
とうっ!・・・・とうっ!・・・・とうっ!・・・・」

とうっ!・・・・とうっ!・・・・とうっ!・・・・
とうっ!・・・・とうっ!・・・・とうっ!・・・・
とうっ!・・・・とうっ!・・・・とうっ!・・・・

いてっ!・・・・
いてっ!・・・・
いてっ!・・・・

どうやら、今度はもっと過酷に肉体を痛めつけて、鯉の怨霊を追い出すらしい。


いっちー無事に生還できるのか?



(続く)