直指庵 京都紅葉便り2013

(Jikishi-an temple, Sagano)

京都紅葉の総合情報	京都紅葉の見頃時期の過去データ

直指庵は奥嵯峨の大覚寺からさらに奥に入ったところにあります。

訪れる人も少ないのですが、

そこには京都の紅葉の中でも最高クラスのクォリティの紅葉があり、

思う存分に愉しめます。

エントランスを中に進むと、まず一面の敷紅葉に覆われた苔庭に

スカーレットカラーの紅葉が迎えてくれます。

このエリアを横に見ながら階段を上るとそこに本堂があります。
今度は本堂からそのエリアを見おろして楽しむことができます。

もうこれだけで鳥肌の立つような光景を目の当たりにします。

縁側のつくばいには季節の花が添えられていてとっても絵になります。

本堂を出て横の道を進むと枝ふりのよい紅葉が目に入ります。

この道をさらに進むと素敵な雰囲気のパヴィリオンがあり、

その手間に丘に登っていく階段があります。

この階段を上っていくと・・・

そこには開山堂があります。

この開山堂のエリアは苔で覆われていて、

この時期にはその上をさらに敷紅葉が覆います。

ここでは、高木の紅葉が逆光に映えて

カラフルで鮮やかな色彩を魅せてくれます。

こちらは、京都の紅葉スポットの中で、私が最も大好きな場所の一つです。

肉眼で見ると、この世のものとも思えないように感じる光景に出逢えます。

これこそ紅葉巡りの醍醐味と言えるかと思います。

ちなみに、私は毎年こちらに座って、

iPodのプレイリストで決まった曲を聴くことにしています。

まずはMichel Petruccianiの[The Prayer] でめちゃくちゃリラックスして

Herbie Hancockの[Harvest Time] で繊細な幸せを感じて

Mal Waldronの[Left Alone] でどん底の不幸を感じて（笑）

Jutta Hippの[Take Me In Your Arms] でブルーな情熱を感じて

Red Garlandの[C Jam Blues] で我に戻って場を立ち去る（笑）

というパターンです。

この間、かなり至福の時間を過ごすことができるのですが、

この時期、野外で30分くらいボ～っとしてるとさすがに寒くなりますね（笑）

丘から下りるとそこにも紅葉があります。

こちらも逆光の紅葉が素晴らしいです。

そして、紅葉を味わいながら最初に来た道を戻っていきます。

直指庵にはこの他にも庭があったりしますが、

それはまた来年にでも紹介したいと思います。

11月下旬が見頃です。ぜひ機会があれば訪れてみてください。