東京オリンピックの開催を願ってます | 西陣に住んでます

東京オリンピックの開催を願ってます

西陣に住んでます-IOC




5月24日、ケベックで開催された国際オリンピック委員会(IOC)

最高評議会は、来年の9月7日にブエノスアイレスで決定される
2020年夏季オリンピック開催ホスト都市の1次選考結果として
イスタンブル東京マドリッドの3都市を選定したとのことです。

他に立候補していたドーハバクーの2都市は落選しました。


東京オリンピックは、ここのところ元気がない日本にとって、

経済面、技術面、教育面、厚生面などの多くのビューポイントから

精神的なブレイクスルーとなる可能性を持ったイヴェントであると考えられ、

開催を心から願っている私には、本当に嬉しいニュースでした。


ところで、


1896年に近代オリンピックが開催されて以来、これまでに
22の都市で29回の夏季オリンピック、

18の都市で21回の冬季オリンピックが行われてきました。


このうち7つの都市が複数回のオリンピックのホスト都市となっています。


1896年&2004年(夏季):アテネ
1900年&1924年(夏季):パリ
1908年&1948年&2012年(夏季):ロンドン
1928年&1948年(冬季):サンモリッツ
1932年&1980年(冬季):レイクプラシッド
1932年&1984年(夏季):ロサンジェルス
1964年&1976年(冬季):インスブルッグ


国別では、米国が8回、フランスが5回、ドイツ、イタリア、日本が3回、

地域別では、ヨーロッパが29回、北米が12回、アジアが6回、

オセアニアが2回、南米が1回となっています(予定含む)。


ところで、オリンピックのホスト都市は2年間にわたる2つの段階を踏んで

開催の7年前に決定されます。

まず第一段階では、IOCのワーキンググループ

ホスト都市として立候補した各都市を技術的に評価し、

その結果を基にIOCの最高評議委員会候補地を絞り込みます。


そして第二段階では、評価委員会がホスト都市を調査し、

最終的にIOC総会での投票によってホスト都市を決定します。

具体的には、まず候補国が詳細な説明資料をIOCに提出し、

評価委員会が分析すると同時に候補地を訪れて、

自治体への聞き取り調査や競技場の調査を行い、

IOC総会の直前に最終レポートを提出するというプロシージャーです。


今回の場合は、東京、マドリッド、イスタンブル、ドーハ、バクーの

5都市が立候補しましたが、

現在、このうち第一段階の評価がくだされ、

東京、マドリッド、イスタンブルが残って

ドーハとバクーの2都市が落選したわけです。


[CNN記事] によれば、
ドーハは暑さ対策のために10月開催を提案しましたが、
過去10年の平均気温が30度~36度あることが問題視されたようです。
一方、バクーはインフラ整備の問題と
競技開催の計画や経験が一定のレベルに達していないと判断されました。


IOC作成の[評価書] によれば、

ここまでのところ東京は、おおむね高評価を得ています。


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(Daily Yomiuri Online)


[AFPの記事] では、
日本オリンピック委員会の竹田恒和会長が、東京開催となれば、
2011年東日本大震災震災復興に大きな力を与えてくれると考える」
と述べたこと、

また野田首相が「オリンピックの開催は、復興のシンボルであり、

国民の大きな望みを達成するために日本政府はフルにサポートする」

と述べたことを最初に取り上げています。
東京は開催実績のある唯一の候補地で、
オリンピック開催にあたってのしっかりとした計画をもっていると同時に
何よりもオリンピックを開催することが震災後の国の再興や
その事に必要な喜びをもたらす機会となることを好意的に評価しています。
そして、東京は技術的には先行していてライバルも少ないが、
2018年の冬季オリンピックの開催国が同じアジアの韓国であることが

不利な点であると分析しています。


ただし、ライバル都市のマドリッドイスタンブルもいくつかの問題点が

指摘されています。


[Reuter記事] によれば、

マドリッドにはインフラ整備ができないというリスクは低く

スペインの現在の経済状態が
マドリッドを排除する十分な理由にはならないということですが、

課題があるという認識は持っています。


また、イスタンブールについては、

開催にあたっての技術的な点が不安視されています。


ちなみに、両都市ともにたまたま私訪れたことがあって、

両都市ともに世界の中で大好きな都市です!

東京が立候補していなければ絶対応援したい都市でもあります(笑)


さて、好意的な評価も多い東京ですが、

実は他の都市にはない最高の弱点をもっています。


[Wall Street Journal] は、東京オリンピックの開催には、

国民の支持を得ることができるかが最大のキーであると分析しています。
2016年夏季オリンピック開催地の選定時には55.5%という
最低の支持率であったことを指摘し、
今年の1月の支持率が65.7%(賛成+どちらかと言えば賛成)
とやや改善があったものの他の候補地に比べれば依然最低であると

述べています。


IOCの報告書によれば次のような値になっています。


東京:賛成47%、反対23%、どちらでもない30%

イスタンブル:賛成73%、反対03%、どちらでもない25%

マドリッド:賛成78%、反対16%、どちらでもない05%

バクー:賛成90%、反対03%、どちらでもない07%

ドーハ:賛成72%、反対04%、どちらでもない24%


これって本当に深刻な問題だと思います。

もしも私がIOCの理事だったら
支持率の低い国に絶対に投票しようなんて思いません。


他のフツ~~~の国だったら
みんな素直にフツ~~~に賛成するのに
なぜ日本人がこれほど賛成しないのか?

実は以前、外国人参加の国際パーティーで
そう聞かれたことがありますが、
まったく答えられませんでした(笑)


ただ、私が直感的に思うに、
「高校生にもなって遠足なんて行けるか~」
みたいなこと前日まで言いながら
しっかり遠足当日にやってくる高校生たちのように(笑)
なんとなく反対することがカッコいいと考えている人や
なんとなく賛成するとカッコ悪いと考えている人が
意外に多いのではないかと思います。


本当に誰にも反論できないような
しっかりとした理論的根拠があるのなら別ですけど、

世間の議論を聞いていると、

時代錯誤ともとれるお題目が多いのではと思う次第です。


例えば、街角インタビューとか聞いていると、

「日本は他にもっとやるべきことがたくさんある」というのが

ありますが、具体的には何をやればよいのでしょうか?


「オリンピックのような金がかかるイヴェントに反対する」とか

「オリンピックによる環境破壊に反対する」とかというのも

どうかと思います。

東京でオリンピックを行えば、もともとインフラがあるので
他の地域で行うよりはよっぽど環境破壊にはならない
きっと「地球に優しい」オリンピックになることでしょう。


また、「今さら日本で開催する意義がない」とか、

「オリンピックは政治的な国威発揚イヴェント」だとか、

他の国の人たちからして見れば「上から目線」に

解釈されるような発言も多いと思います。


なお、招致資金について、批判をする人も多いようですね。

内容はと言えば、公的機関のマーケティングを完全否定するような

市場原理を全く理解していない発言が目立ちます。

招致資金についてはそれこそ寄付にすればよいのではと思います。


オリンピックを開催することによって国家の経済を揺るがすような

マクロスコーピックな損失があるとはけっして思えませんし、
私は、むしろ世界に日本の組織化された緻密な運営や技術力を

思い出してもらうのにいい機会なのではと思います。


そして何よりも東京を文化的意味でのインターナショナルシティーに!!!


私は江戸城を時代考証に忠実に再建して、

インターナショナルな日本歴史博物館とすることが

日本人にとっても外国人にとっても

とてつもないメリットをもたらすものと考えています。




はてなマーク今夜の土曜ワイドの犯人予測はてなマーク[土曜ワイド劇場]


「アナザーフェイス 刑事総務課・大友鉄」


大友鉄>>>仲村トオル
柴克志>>>木村祐一
森嶋亜樹>>窪塚俊介
牛山>>>>益岡 徹
武本一朗>>六角精児
福原聡介>>宇崎竜童
大友優斗>>鈴木 福
矢島聖子>>吉行和子
内海貴義>>光石 研
内海瑞希>>遠山景織子
沢登有香>>黒谷友香
AAA>>>AAA


可能性は捨てきれませんが、
きっと鈴木福君は犯人じゃないですね(笑)

父子家庭で頑張る仲村さんが最後に見つける誘拐事件の犯人は、
皮肉にも子供の母さんという結果がありそうな感じがします。