ALWAYS三丁目の夕日'64 | 西陣に住んでます

ALWAYS三丁目の夕日'64

西陣に住んでます-ALWAYS 三丁目の夕日'64


「ALWAYS 三丁目の夕日'64」

公開初日の昨日、レイトショーで観ました~
以下、ネタバレを含みませんので安心してお読みください。



1作目「ALWAYS 三丁目の夕日」昭和33年
2作目「ALWAYS 続・三丁目の夕日」昭和34年に続いて
3作目の今回描かれているのは、
東京オリンピックが開催された昭和39年の東京です。

西陣に住んでます-ALWAYS 三丁目の夕日'64

戦後19年経過した日本でいかに東京オリンピックが
重大なイヴェントであったかがよくわかりました。
このときの開会式の最大のアトラクションは、
自衛隊機ブルーインパルスが空に描いた煙の五輪だったんですね。

ちなみに、
この年には「ひょっこりひょうたん島」が放映開始され、
東海道新幹線が開通したそうです。
映画にもしっかり出てきました。

西陣に住んでます-ALWAYS 三丁目の夕日'64

映画の内容は前2作と同じように
めちゃくちゃ人情味あふれる心温まる下町ドラマです。
まるでブータン国王が熱く語られていたような
国民総幸福度(GNH)が恐ろしく高そうな世界が描かれていました。

西陣に住んでます-ALWAYS 三丁目の夕日'64

そして何よりも嬉しかったのが、
まるでホログラムのように当時の日本を体験できる3D映像です!

西陣に住んでます-ALWAYS 三丁目の夕日'64

特にたぶん飯倉の交差点あたりから東京タワーの頂上付近まで
一気に視点が動くVFXはめちゃくちゃすごかったです。

この3D映像にはかなりこだわりがあるらしく、
[公式website]には次のように記載されています。

『アバター』と同じ、リアル3D方式で撮影!
『アバター』に代表される3D革命により、映画界は、次世代3Dの時代に突入しました。(中略)『ALWAYS 三丁目の夕日 '64』で特筆すべきは、『アバター』と同じように、撮影時から3D用のカメラで撮影しているリアル3Dであることです。これにより、目に優しく、より自然な立体感と奥行きが得られ、年配の方でも楽しんで頂ける3D映画を作ることが可能となります。(中略)監督をはじめ、スタッフ陣は、現場で3Dメガネをかけて、モニターチェックをしながら撮影を行いました。


昭和39年の街並みを再現し、さらに3D化!
これまで、綿密な時代考証をもとに、巨大なロケセットと最新のVFX技術などを融合させて、昭和30年代の風景を蘇らせてきた『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ。建設中の東京タワー、高速道路のかかっていない日本橋、そして日本が誇る映画スターのゴジラまで、最新のVFX技術で映像化してきましたが、今回は、今までのようなVFX表現に加え、3D化もしなければならないという、とても難易度の高い作業が必要となります。世界的にもあまり例のない試みとなりますが、本作では、様々な分野からの最新技術を集結させ、未知の領域に挑戦いたします。
そのひとつの例が、測量技術の専門家による、セットの3次元スキャニングです。実写映像に、大量の3DCGやミニチュアなどの合成を行うにあたり、すべてのセットをひとつひとつレーザーでスキャニングして、コンピューターの中で再構築し、バーチャルの"三丁目"の街並みを作り出し、まずは、その中でCG合成作業を行います(たとえば、セットにはなかった建築物を足したり、建物の二階部分を足したりします)。そして、完成したバーチャルの三丁目の街を、実写と同じカメラワークで撮影し、実写素材に合成していくのです。
これまでの作品のように2D映像の合成であれば、見た目としての違和感がなければ成功となります。つまり、奥行きがあるように見えればそれで良かったのですが、3D映像の場合、奥行きもきっちり計算した上で立体物として合成しないと、3Dメガネをかけて見た時に、位置関係がずれてしまったり、立体感が上手く出せなかったりします。それを防ぐために、バーチャルで三丁目の街並みを作り上げてから、実写に合成するという作業が必要となるのです。
緻密で根気のいる過程を経て、観客の皆さんに三丁目の街並みに"入って"頂き、自身がそこに"いる"かのような気分を体感して頂ける映像を作り上げていきます。


このようなこだわりによって、
町のアイテムがよりリアリスティックになり、
まるでホログラムを観ているかのように
映画の世界に入り込むことができました。

ところで、
日本映画は3D作品が比較的少なく、
日本の俳優さんや女優さんを3Dで観る機会は
これまでほとんどありませんでした。
そんな中、この映画を観て感じたのですが、
堀北真希ちゃんとか、
2Dで観るよりもホントにめちゃくちゃきれいだったことです!

西陣に住んでます-ALWAYS 三丁目の夕日'64

顔のパーツがめちゃくちゃ端正で、さすがはトップ女優です!
芸能人を実際に見ると映画やテレビで観るよりも
きれいなことが多いと一般にいわれていますが、
まさにそんな雰囲気を味わうことができました。
小雪さんもめちゃくちゃすらりとしてました。

さて、ホントに最高なこのシリーズ、
今後もずっと続いていってほしいですけど、
次は万国博覧会が開催された昭和45年くらいですかね。
みんなで大阪旅行に行くなんてストーリーもいいかもしれません(笑)