マヤの2012年人類滅亡説 | 西陣に住んでます

マヤの2012年人類滅亡説

西陣に住んでます-チチェン・イッツァ




1999年7月に恐怖の大王が降るという
ノストラダムスの大予言が思いっきりハズれた中で(笑)
歴史は繰り返すというか、
マヤの2012年人類滅亡説という終末論が注目されています。


マヤ人が作ったカレンダーの一つの長期暦の大きな区切りの日が
5125年ぶりに2012年12月21日にやってくるんです。


マヤ人は太陽神を崇拝しました。


実は私、マヤの最大の太陽神の祭祀場と呼ばれる

チチェン・イッツァを訪れたことがあって、マヤについて深い興味を持ち、

マヤ暦についても以前からある程度の知識を持っていました。


西陣に住んでます-チチェン・イッツァ


ちなみに、チチェン・イッツァ遺跡は

今は建物に立ち入り禁止になってしまったそうですが、

私が訪れた2011年9月には上まで登ることができました。


その頂上からみた風景と言ったら一面のジャングルで

気が遠くなるような素晴らしい風景でした。


西陣に住んでます-チチェン・イッツァ


さて、それはさておき、マヤの時間の単位は変則的な20進法で

次のようになっています。


1日=1K'in
20日=20K'in=1Winal
360日=18Winal=1Tun
7,200日=20Tun=1K'atun
144,000日=20K'atun=1B'ak'tun


そして13B'ak'tun(1872000日:約5125年)が大きな区切りとなり、
繰り返していくというものです。


紀元の日である2012年12月21日より1872000日前の
紀元前3114年8月11日には、

マヤ人の信じる天地創造があったとされています。
ちなみに、この時期にはすでにメソポタミア文明黄河文明
すでに存在していたことがわかっています。
そして、その日から1872000日後の2012年12月21日に
マヤの創造と戦争の神のBolon Yokteが戻ってくるという言い伝えがあり、
そのことから終末が来ると解釈されているものです。


さて、マヤが日本エジプトのように太陽神を信仰しているということで、
太陽の活動に異変が起きる結果として人類が滅びるという
もっともらしい説も出てきました。


本当にそうなのでしょうか?


太陽の変動は基本的に11年周期であることが知られています。
そして、その活動のピークが確かに2012年末に訪れます。
その活動を示す基本的なインデックスとして
太陽黒点発生数がありますが、
この太陽黒点発生数が2012年末にピークに達することが
NASAによって科学的に予測されています。


西陣に住んでます-黒点発生数


ただし、その予測によれば、前回よりも太陽黒点発生数は少なく、
長期的に見ても平凡な活動になりそうです。


西陣に住んでます-黒点発生数


そして、このことに関連深い大規模太陽フレアの発生や
それに伴うコロナ質量放出直達日射量磁気フラックスなども
平凡な数値を示すものと考えられます。

つまり、2012年12月には、太陽の活動が11年ぶりにピークになりますが、
究極の磁気嵐磁極逆転地温急上昇などの
人類を滅亡させるような大変動が起こるような自然科学的兆候は全然ない
といえます。
そして、なんとも心強いことに
NASAも太陽活動による人類滅亡説を完全否定してくれています(笑)


[2012: Beginning of the End or Why the World Won't End?]


なお、2012年6月6日には
地球と金星と太陽が一直線に並ぶ金星の日面通過がありますが、
人類の歴史から見ても普通に発生している現象なので
恐れるに足りぬことかと思います。


さらに人文科学的にも、マヤの専門家が、

このような解釈は正当でなく、次の周期に移行するだけ

という見解を述べています。


[Mayans never predicted world to end in 2012 - experts]

一般的に終末論を唱える人には、
事実や現象のほんの一部だけにフォーカスを当てて
それを根拠にして事を荒げるパターンが多いかと思います。


以上から結論です。


未来予測には絶対ということはありませんが、
「2011年の12月21日に人類が滅亡することがない」

ことだけには、私は命を賭けたいと思います!


仮に人類が滅亡したら失うものは何もないですからね(笑)
チャンチャン


メモメモメモメモメモメモメモ


ところで、確かに2012年は
多くの世界各国国家元首が交代する可能性がある年
といえるかと思います。


中華民国総統選挙(1/14)
フィンランド大統領選挙(1/22)
イエメン大統領選挙(2/21)
ロシア大統領選挙(3/4)
香港最高経営責任者選挙(3/25)
フランス大統領選挙(4/22)
エジプト大統領選挙(6月末日まで)
メキシコ大統領選挙(7/1)
インド大統領選挙(7月)
ベネズエラ大統領選挙(10/7)
ウクライナ大統領選挙(10/28)
中国共産党総書記後継選出(秋)
アメリカ大統領選挙(11/6)
韓国大統領選挙(12/19)


そして、非常に不気味ですけど↓こんなイヴェントもありそうです。


金正日生誕70周年(2/16)
金日成生誕100周年(4/15)


さらに、もしかして6月くらいには
また日本の総理大臣が変わっちゃうかもしれません(笑)


なお、日本は総理大臣をコロコロ変えると世界から言われ、
弊害も多く存在していますが、物事には常に二面性があり、
けっしてすべて弊害ばかりではないと私は思います。
たとえば、鳩山首相や菅首相が今も首相をやっていたとしたら
ゾっとしますし(笑)、
短期間にマイナーな軌道修正をできているのも
総理大臣がコロコロ変わるためです。
世界も日本は総理大臣をコロコロ変えると言いながらも
基本的に日本のWell-Organizedされた手法を高く評価していますし、
一部の近隣諸国を除き
日本が世界各国が長期的に安定な外交をできているのも
政策が総理大臣によらないという国のカラーが
強く理解されているからだと思います。


さて、今年は他にも


東京スカイツリー開業(5/22)
ロンドンオリンピック(7/27-8/12)


が予定されています。ちょっぴり楽しみですね(笑)