ビートルズyoutube集
2009年9月9日、ビートルズのスタジオ録音アルバムの
デジタルリマスター盤が発売されました。→[公式サイト]
(01)プリーズ・プリーズ・ミー
(02)ウィズ・ザ・ビートルズ
(03)ハード・デイズ・ナイト
(04)ビートルズ・フォー・セール
(05)ヘルプ!
(06)ラバー・ソウル
(07)リボルバー
(08)サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
(09)マジカル・ミステリー・ツアー
(10)ザ・ビートルズ
(11)イエロー・サブマリン
(12)アビイ・ロード
(13)レット・イット・ビー
(14)パスト・マスターズ
これらのうち、(01)-(13)は、
ビートルズ解散までにリリースされたスタジオ録音のオリジナルアルバムで
(14)には、(01)-(13)のアルバムには収録されていないシングルなどの曲が
収録されています。
ザ・ビートルズ・ボックス
¥29,313
Amazon.co.jp
ところで、もちろん私はビートルズ世代ではなく、
ずうとるびならかすかに覚えている世代(汗)です。
最初にビートルズに興味を持ったのは、他でもない
ポール・マッカートニーの影響です。
ただ単にポールのルーツを知りたいというキッカケで、
ビートルズの赤盤と青盤と呼ばれている
有名なコンピレーションアルバムを聴きました。
1962-1966
1967-1970
そして、それが高じて
今ではオリジナルアルバムを全部持つようになりました(笑)。
今回のリマスター盤も欲しいなぁ~とは思うのですが、
そう簡単に欲求だけで買っちゃうわけにもまいりません(笑)。
ただ、どのくらい改良されているのかは、チェックしてみたいところです。
さて、
世間がビートルズで盛り上がっている中、
この記事では、リマスターCD発売を記念して
200曲をゆうに超えるビートルズの曲から
心を鬼にして50曲を選び(笑)、youtube集を作りました。
選定にあたっては、基本的には私の好みというよりは
なるべくベタなものを含むよう私なりに意図して選びました。
(私の好みは★をつけてま~す)
なお、ビートルズファンの皆様で
「なぜあの曲が入っていない」と思われる方もいらっしゃると思いますが、
その場合は、ごめんなさい(笑)。
一方、ビートルズのことをまったく知らない若い皆様!
このセレクションを聴かれれば、
もうビートルズを見きったも同然と思います(笑)。
楽しんでくださ~い!
アイドル系 TOP 10
[Love Me Do]
[Please Please Me]★
[From Me to You]
[She Loves You]★★
[All My Loving]★★
[I Want to Hold Your Hand]★
[I Should Have Known Better]
[Eight Days A Week]
[Ticket to Ride]
[Help!]
(以上、リリース順)
ビートルズといえば、最初はアイドル系の色恋沙汰の曲ですよね(笑)。
このうち、I Want to Hold Your Hand 「抱きしめたい」は
USAでスーパーヒットし、ビートルズ人気を不動にしたものです。
どの曲を見ても、メロディーラインがわかりやすく、口ずさめる曲ばかりです。
私は、She Loves YouとAll My Lovingがたまりません。
ロック系 TOP 10
[Can't Buy Me Love]★
[Day Tripper]★★
[Drive My Car]★★
[Paperback Writer]
[Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band]★★★
[Lucy In The Sky With Diamonds]★
[Lady Madonna]★★
[Back in the U.S.S.R.]★★
[Get Back]★★
[Come Together]★
(以上、リリース順)
ロック系は名曲ぞろいです。
どちらかといえば、初期の作品は横ノリで、後期の作品は縦ノリです。
他にもDon't Let Me DownとかOh! Darlingとか
TaxmanとかI Am the Walrusとかありますが、
泣き泣きお蔵入りです(笑)。
ポップス/サイケ/ソフトロック/ジャズ系 TOP 10
[A Hard Day's Night]★
[We Can Work It Out]★★
[Penny Lane]★★★
[Strawberry Fields Forever]★★★
[A Day In The Life]★★★
[All You Need Is Love]★★★
[Magical Mystery Tour]★
[Something]★★
[Across The Universe]★
[The Long And Winding Road]★★
(以上、リリース順)
Penny LaneやAll You Need Is Loveの4ビート、
Strawberry Fields ForeverやA Day In The Lifeのサイケ、
SomethingやThe Long And Winding Roadのコンテンポラリーなど
変化に富んだ曲を楽しむことができます。
また、同じ曲の中で曲相ががらっと変わってしまうことがよくあります。
これはジョンとポールが別々に書いてそれをくっつけたりするのに
起因しているのでしょう。
フォーク系 TOP 10
[You've Got To Hide Your Love Away]
[Yesterday]★
[Norwegian Wood]
[Nowhere Man]
[Michelle]
[Here, There And Everywhere]
[Hello Goodbye]★
[Hey Jude]★★★
[Here Comes The Sun]
[Let It Be]★★
(以上、リリース順)
ビートルズといえば、ビートルズ詩集が売れまくったことからも
フォーク系のファンも多いかと思います。
ビートルズは、もともとはスキッフルというフォークの一分野
を目指したバンドでした。
私の知り合いのイギリス人も
ビートルズはフォークソングのバンドという認識をもってます。
そして私は、もうHey Judeがたまりませ~ん!
youtube動画でいえば、
2:16-2:19と3:10-3:14の4:13-4:16のポールのフレーズは
一生耳から離れないと思います(笑)。
上の作品以外にも、And I Love HerとかGirlとかIn My Lifeとか
Fool On The Hillとか、他にもフォークの秀作がいっぱいです。
カヴァー系 TOP 6
[Boys]
[Twist And Shout]★
[Please Mister Postman]★
[Money (That's What I Want)]
[Rock And Roll Music]★
[Mr. Moonlight]★★
(以上、リリース順)
無名時代のビートルズは、多くのステージをこなす必要があったため、
ロックンロールの名曲をよくカヴァーしていました。
これらの曲も知らない間に耳について離れなくなっていました(笑)。
私はMr. Moonlightが大好きです。
特別選考 4
[Eleanor Rigby]★
[Yellow Submarine]
[Ob-La-Di, Ob-La-Da]★
[I Saw Her Standing There]
どうしても抜けちゃうものがありました。
クラシックのEleanor Rigby、
音楽の教科書にも載っているOb-La-Di, Ob-La-Da、
それとリンゴのYellow Submarineも絶対外せないですね。
もちろんこちらとペアーで(笑)→[イエローサブマリン音頭]
それと今回のCD発売に敬意を払って、
最初のアルバムPlease Please Meの一番最初に収録されている
I Saw Her Standing Thereを最後にエントリーしたいと思います。
以上で50曲! 無謀なトライアルでした(笑)。
なお、メドレーで聴くには先日紹介したStars on 45の
ショッキング・ビートルズがおススメで~す。
[The Beatles 1]
[The Beatles 2]
[12 Inch Version]
・・・というわけで以上がyoutube集でした。
ここから先は、
ちょっとだけビートルズのサウンドの変貌を
作品データを基に見ていきたいと思います。
なお、作品データ中のbyの列は曲の作曲者を表します。
ビートルズのオリジナル曲の公式のクレジットは
圧倒的に"Lennon & MacCartony"が多いのですが、
実際にはどちらかがメインとなって作った作品がほとんどです。
そこで、私の独自の知識でメインの作者を判定し、
次のように区分しました。
LM: ジョンとポールの共作
L: ジョン・レノンがメインの作品
M: ポール・マッカートニーがメインの作品
H: ジョージ・ハリスンの作品
S: リンゴ・スターの作品
B: ビートルズメンバーの共作
C: 他の作者のカヴァー作品
Please Please Me - With The Beatles
ビートルズはこの2枚のアルバムによってUKでブレイクしましたが、
曲の構成を見ると、その後の時期と比較して
ジョンとポールの共作(アイドル系)と
カヴァー曲(ロックンロール系)が多いことがわかります。
とりあえず売れるまで、手探りをしていたのでしょう。
A Hard Day's Night - Help!
シングルのI Want to Hold Your Hand 「抱きしめたい」が
USAでスーパーヒットし、世界のアイドルになったビートルズは、
カヴァー曲を減らし、ジョンの曲がほぼ半分を占めるようになります。
年長のジョンがリーダーシップを発揮した結果なのでしょう。
このころから良質のフォークソングが出てきましたが、
ロック曲は、Can't Buy Me Loveを除き、すべてカヴァー曲でした。
Rubber Soul - Revolver
この時期になると、アイドル系の曲とカヴァー曲はなくなり、
フォークソングをベースに
ポップスやロックをときどき演奏するバンドって感じになります。
ポールがらみのロックの曲が人気の中心です。
ジョージがちらほら曲を作るようになり、ジョンの曲が減ってきます。
Sgt. Pepper's LH Club Band - Magical Mystery Tour
このころのビートルズは
エンタなサイケデリックロックのグループへと変貌を遂げます。
コスチュームもいってしまってます(笑)。
ジョンとポールの共作が一時的に増えますが、
ジョンの曲は減り、ポールの曲が中心となります。
このころ、ジョンはオノ・ヨーコと出逢います。
ちなみに私は、Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandが
ビートルズのアルバムの中で一番好きです。
The Beatles - Yellow Submarine
このころになると、
ヒゲぼうぼうになってコスチュームが普通になりました(笑)。
曲想はバラエティーに富むようになります。
ジョンとポールの共作が減り、
ジョンとポールが別々に曲を作るようになりました。
ジョージの曲も増え、グループのパワーバランスは
2強1弱1問題外(笑)って感じになります。
Abbey Road - Let It Be
アビーロードはなんともソフィスティケートされたアルバムで
初期のナイーブなビートルズと比較すると年月を感じてしまいます。
この後、さらにテンデンバラバラとなったビートルズは解散します。
以上の経緯をグラフで見ると↓こんな感じです。
(↑クリック拡大)
データは真実を語りますね~。
というわけで、ビートルズの特集はここまでです。
今週の土曜ワイドの犯人予測は、
[先週記事]にフライングして書いてあります(笑)。
今週の歴史記事は明日アップする予定で~す。