源光庵 窓から極上の紅葉! 京都紅葉便り2008
(どの写真もクリックすると拡大します)
鷹峯の源光庵は曹洞宗の禅寺です。
曹洞宗はひたすら坐禅することで悟りに至るという宗派なので、
基本的には仏像は重要でなく、精神集中のための場が重要となるわけです。
このため、禅宗の庭は心落ちつけられる風景となっています。
さて、源光庵では、
有名な「悟りの窓」という丸窓と「迷いの窓」という角窓があります。
この二つを通してみる紅葉がこの季節とってもきれいなんです。
こちらは悟りの窓です。禅と円通というものをあらわしているそうです。
そしてこちらは迷いの窓です。生死病死と四苦八苦を表しているそうです。
いったいなぜそんなことを表しているかわからない私は
基本的に悟っていない(笑)わけですが、
これぞまさしく、禅問答というところでしょうか。
この2つの窓はこんなふうに隣接しています。
↓パノラマ写真です。ぜひクリック拡大して見てください。
他にもいくつか窓があります。こちらは火灯窓です。
そして、この窓の先のスペースには庭が広がります。
こんな癒しのスペースです。
こちらも柱をフレームにして見るのが一興です。
他にもこんな窓があります。
なお、悟りの窓をこんなふうに横から見るのも楽しいです。
まさに芸術の空間です。
♪今日聴いた一枚♪
Conversations with Myself/Bill Evans
龍安寺石庭でいつも聴くこのアルバム「自己との対話」をここでも聴きました。
ビル・エヴァンスが自分の演奏に対して、
多重録音で返答するように演奏するというかなり深いアルバムです。
まさに禅問答にぴったりで~す(笑)。
→[youtube: Love Theme From Spartacus]