看板を見ながら愛宕山山頂へ | 西陣に住んでます

看板を見ながら愛宕山山頂へ

愛宕山



[昨日記事]愛宕山登山の続きです。

五合目休憩所でリフレッシュしてリスタートです。


さて、[昨日記事] では、道の途中のマイルストーンについて紹介しましたが、

それとは別に、4kmの道を100m進むごとに↓こんな木の看板があります。


愛宕山


看板毎に違うことが書いてあって、登山者を元気づけてくれます。

この30/40ポイントは、「おのぼりやす おくだりやす」のやさしい言葉。

ちょっと和むひと時です。


この看板を制作された嵯峨消防分団の方、ご苦労様です。

筆跡がどれも類似しているので、たぶん一人の方が書かれたのでしょう。


そして、この直後でした。

道をすれ違いざまに、初老の上品な御婦人から声を掛けられました。


「おきばりやす」


が~ん・・・私はなんと返事をすればよいのかわからず、

仕方なく、にっこりとほほ笑んで「こんにちわ」とお返ししました。


「おきばりやす」は「頑張ってね」という意味です。

いくら京都に長く住んでいても、

やはりとっさの返しの一言が出てきませんね(笑)。


さて、そんなことを考えながら進んでいくと、37/40ポイント

こんな看板に出くわしました。


愛宕山


と急にいわれても・・・ 周りを見ても危なくなさそうですし・・・?


愛宕山


そして、38/40を通り越して39/40ポイントでまたありました。


愛宕山


ここも別に危なそうな場所ではありません。


愛宕山


では、なぜこんなことを書くのでしょうか・・・?

私が考えるに、単にネタ切れではないかと思います(笑)。


なお、37/40と39/40の看板をよ~く見ると、

ちょっと違っていつことに気づきます。


37/40あっ!!危い!!  嵯峨分団

39/40あっ!!危ない 嵯峨消防分団


37/40は「危ない」の送り仮名が間違ってます(笑)。

さらに「嵯峨消防分団」「消防」が欠如してます。


私が思うに、この作者は40個近くもの看板を一人で書かかれたため、

この37/40で疲れがピークに達したのでしょう(笑)。


もちろん、39/40では気合いを入れ直し、

最後の力を振り絞ってのぞまれたのだと思います。


ただ、最後の「!!」を書くスペースがなくなっちゃったみたいですね(笑)。


制作者の方、ご苦労様でした。


さて、39/40なので、あと100mでゴールのはずです。


愛宕山


そして、ついに最後の40/40ポイントがありました。


愛宕山


サスペンスのクライマックスのように「やっと、終わったのね」と思いましたが、

ところがどっこい、道は続いているじゃないですか(汗)。


愛宕山


ちょっと狸に化かされたような気分で200mほど歩くと

頂上を思わせるような平坦な地にたどりつきました。


愛宕山


そして、また看板が・・・またまた注意書きのようです。

多分無茶をする人がいるんでしょうね。


愛宕山


立ち止まって看板を読んでいると、ちょっと寒くなりました。

さすがに地上より気温が5度低いだけあります。


そんな中、神社の方が小屋に火を焚いてくださっていました。

ちょっとあたって休憩です。


愛宕山


さて、目指す愛宕神社はどこなのか・・・

歩いているうちに、こんなへヴィーな看板が目に入りました。


愛宕山


そして、眼の前に広がるへヴィーな急階段・・・


愛宕山


私はその時思いました・・・

「私は今、山の頂上付近にある出っ張り↓の下のところにいるのね」と・・・


愛宕山


懸命に登りました。

そして、最後の鳥居と思しき鳥居。左に曲がるとまだ階段がありました。


愛宕山


そしてそして、やっとこ頂上にある神社に着きました。


愛宕山


達成感大きいですね(笑)。

ちなみにトータルで登山時間は2時間チョイでした。




♪今日聴いた一枚♪


The Seven Steps to Heaven/Miles Davis


これもマイルス・デイヴィスの名盤、天国への七つの階段です。

ちなみに、愛宕山登山の後しばらくは、階段を上りたくなくなりました(笑)。


[youtube: Seven Steps to Heaven]