奈良の都があった平城宮
(どの写真もクリックすると拡大します)
過去に[記事] で紹介しましたが、
京都の平安京には平安宮(大内裏)と呼ばれる都の中心がありました。
そして、
奈良の平城京にも同じように平城宮と呼ばれる都の中心がありました。
実は、今の奈良の中心地は、平城京の一番東に付け加えられた部分で、
平城京の中心地はこの平城宮だったんです。
基本的にはこの平城宮の中に
内裏(皇居)や大極殿・朝堂院(政府の重要行事を行う建物)があって、
まさにここで、日本の政治が行われていたのですが、
その建物のレイアウトは平城京と平安京でよく似ています。
ただ、平城宮と平安宮の決定的な違いは、
平安宮が街中の完璧な市街地にあるのに対して、
平城宮は原野にありることです(笑)。
この原野ではその昔は農耕がおこなわれていたようなのですが、
今ではこの土地を国が買い上げ、
そこら中で思い切り発掘調査が行われています(笑)。
これはすごいことで、京都の平安宮では絶対に無理なことです。
そして、さらにすごいのは、発掘調査が終わった後には
都があった当時の重要な構造物を復元しようとしているんです。
そのすでにある成果の一つが平城宮の入り口の朱雀門です。
平城宮に入るためには、
こちらの門でセキュリティチェックを受けなければなりませんでした。
そして、なんと今・・・
最も重要な構造物である大極殿の復元工事が行われています。
そして、この大きな建物の工事の進捗状況が先週一般公開されたんです。
そしてこの構造物は、平城遷都1300年の2010年に完成します。
↓こんな建物が↑あの中に隠されているはずです。
おそらく2010年になれば、
ここは奈良でもっともホットな観光名所になると思われます。
めちゃくちゃ楽しみです。
平安遷都1300年事業では、
今はまだ、せんとくんの人気?が先行しています(笑)が、
こちらの大極殿ができたらかなりの話題になると思います。
なお、この平安宮のプレゼンテーションが
平安宮エリアの西北にある[平城宮跡資料館]
(入場無料)
で行われています。この施設もかなり優れてますよ。
平安宮のことならこちらの[website]