京都の河原町発祥の地
京都で河原町通りといえば、四条通りと並ぶメインストリートです。
南北に走る通りなのですがで、
東西に走る三条通りとの交差点から四条通りとの交差点までの区間は
京都で最も混雑する繁華街となっています。
さて、この河原町通り、
感覚的には鴨川とやや離れているのに名前は「河原」町です。
どちらかといえば、先斗町通りや木屋町通りの方が
鴨川に近い南北の通りなので、
こちらを河原町と呼んだ方がしっくりいく感じがします。
その答えは、五条木屋町をちょっと下ったところ、
鴨川の河原にある河原院跡の立て看板に書いてありました。
(クリック拡大)
ここには、平安時代の貴族で光源氏のモデルになった左大臣、
源融の河原院という大きな邸宅がありました。
この河原院こそが源氏物語の六条院[→過去記事]
のモデルなんです。
そして、立て看板に書かれた内容から解釈しますと、
この河原院に北から斜めにブチあたる(↑地図参照)名もない通りの名前が
この河原院の名前にちなんで河原町通りという通り名となったようです。
ちなみに五条通りを下ったこの河原院あたりでは
鴨川が流れをやや西向きに変えて、河原町通りが鴨川に迫ってきてます。
また、河原院があった平安初期には
なお、この河原町通りの東には他に通りはありませんでした。
つまり、木屋町通りや先斗町通りはこの時代にはなかったんです。
そんなわけで京都高島屋も阪急デパートも京都市役所も
鴨川とはやや距離があるものの「河原」町にあるわけです。
誰もこんなふうにわりとイージーに名前をつけられた通りが
こんなに発展するとは思わなかったでしょうね(笑)。
♪今日聴いた一枚♪
Beauty and the Beat/The Go-Go’s
真夏にはこういうようなギャルバンドも似合いますね。
はっきりいってかなりロー・テクニックの彼女たちですが、
ロックでクールに決めるのは大好きなようです。
1980年代初頭に出されたこのアルバムは
なんと女性バンド初の全米No.1アルバムです。
→[youtube: We Got The Beat (Live)]
この後出されたヴァケーションという曲もよかったですよ。