京都紅葉便り2007 No.11 仁和寺と龍安寺
現在、京都の多くの場所が紅葉の見頃を迎えています。
今週末くらいまでは十分に見頃だと思います。
そして、今週末よりも後に旅行を計画されている人も
遅く見頃を迎える場所がありますのでご安心を・・・
今日は、嵯峨野と洛北の中間あたりにある2つの世界遺産
仁和寺と龍安寺の紅葉を紹介します。土曜日の夕方の写真です。
仁和寺
まず何といっても、五重塔前の紅葉(↑写真上)、見事です。
有名な御室の桜のハッパがいっせいに赤くなっているのもド迫力です
金堂前が真っ赤になるのももうすぐです。
ここのイチョウは葉っぱがすごくキレイです。
西日があたるともみじの色がいっそう鮮やかになります。
お帰りはこちらの三門から。
龍安寺
龍安寺というと、石庭を思い出される方も多いと思います。
ただ、石庭の周りで紅葉しているのは庭に向かって右側の一部と
左奥のコーナーの部分のみです。
さて、この龍安寺は、[応仁の乱]
の東軍の総帥、
細川勝元が創建しました。お墓もこのお寺にあります。
実はこの細川勝元、武士というよりは公家のようなお洒落な生活をしていて、
足利義政に引けを取らないセンスの良さをもっていました。
いまでこそ勝元の死後に完成した石庭が世界的な評価を受けていますが、
その昔は、大きな池を取り囲んだ回遊式庭園の方が評価されていました。
実際にこの季節、こんな風にとってもキレイです。
そして、境内にある塔頭寺院(子院)には惚れ惚れしてしまいます。
中を見ると鮮やかなピンクの世界で、ところどころ木漏れ日が射します。
お土産物屋さんに置いてあるモミジの造り物のように鮮やかな色をした、
本物のモミジがまたキレイでした。
というのもいいかもしれません(笑)。
明日もまだまだ紅葉記事が続きます。