平安神宮
昨日、平安神宮自体のことにあまり触れなかったので、
少しふれておきます。
平安神宮は明治時代に造られた京都としては比較的新しい建物です。
桓武天皇による平安遷都1100年を記念して建てられました。
この建物の魅力は何かといいますと、
建物の着色に平安京の華やかさをそのまま感じとれることです。
奈良の都の枕詞(まくらことば)に「あおによし」というのがありますが、
これは漢字で書くと、「青丹よし」です。
この青丹とは、色のことで、
青(青緑っぽい色)と丹(朱色みたいな鮮やかな赤)を指します。
青丹で塗ってあると、すごく新しい感じがして古くなさそうに見えてしまうので
あえて着色していない歴史的建造物が多い(例えば東大寺)のですが、
実は当時のほとんどの社寺がこの平安神宮のように青丹色をしていました。
奈良に代わって新しく建造された京都は、
特に超青丹状態となっていたと考えられています。
このようなことから、この平安神宮は
造られたばかりの鮮やかな平安京の様子を感じることができる、
すごく重要な場所なんです
天気が良くてあんまりキレイだったので、
貼り合わせてパノラマ写真作っちゃいました。
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平安神宮は、結婚式場としても有名です。
(ちなみに同じく結婚式場として有名な下鴨神社も青丹よしです)
私は子供のお宮参りをここでしました。
有名な観光サイトではありますが、
京都の人の生活にも割と根付いた場所となっています。
修学旅行生もたくさんいます。
映画の[舞子Haaaan!!!!]
にも出てきましたよ