〈緊急事態!!!「ゲイダーの終焉」 パート1からの続きです〉
ゲイカルチャーのそもそもの原動力っていうのは、出会いよ。
ゲイバー、ナイトを中心とするカルチャーは、「よりいいオトコに出会いたい」というところから出発してると思うの。
そこから、オネエ言葉や、独特のしぐさ、振る舞い、ファッションなんかが派生していったわけ。
そしてネットの登場。
これにより、より直接的に、手っ取り早く好みの男と出会える環境ができたのよ。
そうすると、わざわざゲイバーなんかにこまめに通う必要はなくなったのよ。
つまり、ゲイカルチャーに触れなくても、好みのゲイに出会えるようになったのね。
特に若い世代。
結果として、ノンケとほとんど区別の付かないゲイが増えてきたというわけ。
オネエ言葉も使わないし、ファッションだってゲイゲイしくないし、
「え?ほんとにゲイ」って人が増えてきたのよ。
情報だってネットから入るからゲイ雑誌も売れない。
ゲイカルチャーという記号を共有しない世代の登場よ。
こうして、ゲイダーは存亡の危機に立たされております。
もう、視線ぐらいしか頼りになる情報がないわ。