「敬天愛人」を吟味する | 神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神とは〈いのち〉であり、それへの感謝が信仰だ。あらゆる違いがあっても、それは闘争の理由とはならない。我々は等しく〈いのち〉を生きているからだ。その理解こそが、新しい文明の思想軸となる。

「天を敬い、人を愛す」という西郷隆盛の思想は、彼が沖永良部島の牢獄に入れられている間に誕生しました。前半の「敬天」の天は無意識のことであり、誠実に生きるためには、まず自分の無意識を敬い、それと良い関係を持つ必要があると理解できます。後半の「愛人」は、人間として社会的道義を果たさんとする意識的自覚のことです。意識が弱くては、本当の意味で人を愛することも出来ないわけです。

 

つまり「敬天愛人」は、西郷が意識と無意識との完全統合を体験したところに生まれた思想ですが、それが可能になったのは、彼が離島の牢獄の中で禅を組み、深く無意識にまで下がっていったからです。現実社会の中で日々忙しく立ち回るのも悪くはありませんが、時々は社会から隔絶した境遇に自分を置いてみることも大切です。でなければ、自我意識の濁流に呑み込まれてしまいます。自己の無意識と向き合い、無意識を耕し、無意識と仲良くすることに、「ありがとう禅」の最終目的があります。

 

====                                                                 

◎7月の予定:NHK第二放送『こころをよむ:無意識との対話』がネットラジオで放送中。テキストは、お近くの書店でお求め下さい。

 

◎「ありがとう断食セミナー」のお申込み

町田宗鳳のホームページ  http://www.arigatozen.com/

 

◎「ありがとう寺 雑穀甘酒」(米・大麦・もちきび・発芽玄米・はとむぎ・小豆・もちあわ・白ごま・黒米・赤米・うるちひえ・アマランサス入り、アルコール度ゼロ)ご注文は、以下にお願い致します。

「ありがとう寺」事務局(酒井)

メール:chisato.s819@gmail.com、電話:090-3389-3521 

価格:税込12000円(12本入りのケース、送料:650円)

振込口座:三井住友銀行京都支店 ()結 普通預金:8895449