肩こりママさんのブログ










昨年の観劇始めも 石丸幹二さん

演目は昨年から始まったこの「言葉と音楽のシリーズ」

第1弾の『イノック・アーデン』

そして今年はその第2弾『兵士の物語』

(ストラヴィンスキー作曲、ラミューズ台本、岩切正一郎訳、白井晃演出)

石丸幹二さんも今日が仕事始め

私も素晴らしい観劇始めになった

良い俳優が良い作品(企画)に触れ 充実して頑張っている様は

それ以外に何もなくても素晴らしい

まさに良質 まさにあっぱれ

清々しい感動を覚える素晴らしい作品だった♪



会場は12月藤澤さんのコンサートで訪れた兵庫県立芸術文化センター

ホワイエにはパンフレット・ポスター・CDが販売されているのみ

舞台上もまさにシンプル

今までも世界各地で取り組まれている同作品とは異なる

オーケストラは無い 指揮者も無い ダンサーも…


ピアノとパーカッションのみという音楽構成

登場人物に見立てた衣装5体と

そこに朗読本を手にする石丸幹二という俳優があるのみ

石丸さんが1人4役

ストーリーテラー 兵士 悪魔 そして王女の全てを演じ分ける

流れるのは先のピアノから繰り出されるストラヴィンスキーのメロディー

そしてパーカッションの効果音

本来の作品の本質に迫るシンプルな上演形態

無駄が無い

なのに(だから?)ザワザワするこの感覚

思いもよらない楽曲展開に心臓がドキドキする…


背景は真っ黒の緞帳

中央に真っ赤の緞帳

悪魔の登場の際はその真っ赤の緞帳が怪しく輝く

情景は石丸幹二の朗読で

情感は石丸幹二の声色と表情で…



この作品の悪魔という存在は 外的な囁き声かけか

それとも兵士自身が心に抱える闇の部分か?

この『兵士の物語』のポスターがすべて意味していると思う…



過去と現在の自分をひとつにする事は出来ない

ふたつの幸せを求めることそれは両方無いのと同じ事


〈二つのものを同時に望んではいけない〉というテーマ

答えを出していないところが教訓じみていなくていい

あなたならどうする?と問いかけている…

自身を兵士に置き換えてみる

自分ならどうする?






【石丸幹二さん 雑感】

2009年はまさに生まれ変わった石丸さんの1年だった
2007年7月京都劇場での『壁抜け男』を最後に劇団四季から情報が消え
石丸ファンは本当に不安な不安な日々を過ごした…

その経緯については過ぎたことであり
こうして石丸さんが再生されたことで私たちが振り返ることは必要ないと思う

散歩をすることからリハビリを始めた…
そこまで心身ともにボロボロになった石丸さんがそうして昨年1月に新たなスタートを切って1年
『イノック・アーデン』で待望の再登場を果たしいくつかのミュージカルにご出演
NHKのドラマ「白洲次郎」やスタパーとメディアにもご出演され嬉しい限り

『イノック・アーデン』は大阪公演2days
内1dayは友人と もう1dayは母と観劇
5月にはホテルオークラ神戸でランチトークショーも企画され
石丸さん大ファンの母への母の日の良いプレゼントが出来た

そして1年納めの舞台は言葉と音楽のシリーズに立返り
この第2弾で東京6公演 
12/25~12/28
藤澤さんのコンサート東京公演と共に石丸さんの公演の成功も心から祈っていた
そして今日この日を迎える

感無量…

中島みゆきさんも20年前から「言葉の実験劇場」をコンセプトとして
『夜会』を上演し続けている

普遍的なメッセージ性が強く みゆきワールド全開♪
こちらもまさに上質

石丸幹二さんのこのシリーズも何十年と続いて欲しい
そしてそれを心から楽しみにし応援したいと思う


~ 今年の石丸幹二さん関連♪ ~

既にチケットが抑えられているもの
3月 
◎大阪でお茶会(トークイベント)
◎『THE 39 steps』

予告されて参加予定のもの
3月 
◎映画『時をかける少女』
6月
◎コンサート

またまた自身も楽しみながら 母孝行がたくさん出来そう♪