ニュースでも伝えていましたが、一週間前に比べてあまりにも気温が低くなり、体調を崩す子どもが増えているとのこと。
RSウイルス感染症というRSウイルスによる乳幼児の呼吸器感染症も流行しているとのことですから、小さい子どもさんのいるご家庭では、注意が必要ですね。
「先生が教える小学校と勉強」の風路でございます。
さて昨日は、講師を招き、お家の方と一緒に、「脳トレ」関連の動きをともなった活動をしながらお話を聴く催しがありました。
簡単な計算を数多くやっているときと、難しい問題をじっくり解いているときとでは、どちらの場合が、脳の働いているところが多いか?
これは、前者の「簡単な計算を数多くやっているとき」とのこと。
では、音読と黙読ではどうか?
これは、たぶん皆さんが予想されたとおり、音読のほうということになるようです。
ところで、記憶力を高めることができたら、学習効率も上がりますよね。
実は、人間の記憶には4種類あると言われています。
一つ目は、「作業記憶」。
これは、どんな記憶かと言いますと、一週間前の朝ごはんに何を食べたか、あまり覚えている人がいない。というあれです。
どうでもいいと判断され、すぐ忘れていってしまいます。
二つ目は、「学習記憶」。
読んで字のごとくの、勉強していろいろなことを覚えていく記憶ですね。
そして三つ目は、「運動記憶」。
泳ぎ方とか、自転車の乗り方とかを覚える記憶です。
最後四つ目は、「体験記憶」。
人の脳は、自分が体験したことを強く覚えると言います。
そんなエピソードを通じて生まれる記憶です。
記憶として、最も強いのは、この体験記憶ということになります。
「今日は学校で、どんなことを勉強してきたの?先生になって、今日の算数の授業を、お母さんに教えてちょうだい。」
このような形で、子どもにその日の授業を再現させるご家庭での学習支援の方法があります。
これは、学習したことを自分の口で話すことにより、体験記憶を作っていくことになるんですね。
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<エピソード記憶と意味記憶>