今日は一日雨模様。なんだかいきなり寒くなってしまって、先ほど車を運転しながら、道路の横にあった温度計を見たら、18度と表示されておりました。
過ごしやすくはあるのですが、ずいぶん急ぎ足。もうあの暑さは、終了でしょうか。
「先生が教える小学校と勉強」の風路でございます。
昨日は、ちょっと茨城県のつくばの方に行って参りました。
実は、10年以上前から聞き続けている若手ギタリストの木村 大さんとそのお父様の
「親と子の情景~親子で奏でる美しき叙情歌」
というタイトルのコンサートにうかがっておりました。
木村 大さんは、ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、5歳の頃よりお父様に指示し、小学校1年生の時に「全国学生ギターコンクールの小学校低学年の部」で優勝。
その後、数々のコンクールで優勝を重ね、14歳の時には、世界最高水準と言われる「東京国際ギターコンクール」で最年少で優勝するなど、その才能を遺憾なく発揮されてきました。
http://www.kimuradai.com/ (オフィシャルホームページ)
その力量は、テレビ等を通じて知っていたのですが、10年以上前、近くのコンサートホールで、私の好きな「アランフェス」を彼のギターで生で聴く機会があってから、なるべく生のコンサートに足を運ぶようにして参りました。
やはり本物に触れるというのは、何ものにも代え難いものがありますので。
ただ、昨年はあの震災があり、コンサートに足を運ぶ機会もなく、今回は1年半ぶりということになります。
それにしても、日本の叙情歌というのは、どうしてこんなに私たち日本人の心に響くのでしょうか。
「赤とんぼ」「ふるさと」「叱られて」「村祭り」・・・。
そういった曲の数々を一流の方々の演奏で聴くと、なおさらです。
コンサートの中で、お二人がそれぞれステージで一人ずつになって演奏する曲もありました。(叙情歌以外の曲もプログラムに入れてありました。)
息子の大さんが、とある曲を一人で弾き終わった時、ステージに戻ってきたお父様が、にこにこしながら、思わず「うまいな。」と声をかけられました。
この時、「青は藍より出でて藍より青し」という言葉をふと思い出しました。
これは、皆様ご存じのように、
「《「荀子」勧学から》青色の染料は草の藍からとるが、それはもとの藍草よりももっと青い。弟子が師よりもすぐれていることのたとえ。出藍(しゅつらん)の誉れ。」
といったことから、よく使われる言葉です。
「師である親を子どもが超える。」
これって、素晴らしいことですよね。
これを喜ばない親御さんは、おそらくいらっしゃらないでしょうね。
来月の14日には、息子の大さんだけのコンサートがあります。(カピオホール)
ギターのお好きな方、いかがですか?
参考に
<子どものためのバレエ「眠れる森の美女」の公演に行ってきました。>
<きわめる!・・・自分の好きなもの、興味のあるもの、得意なものを。>