<かけ算は、暗記だ!もとい暗記か?> | 先生が教える小学校と勉強:小学生子育てプロママ養成講座

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 最近どんどんその中身は変化しているようで、ほんとのところ、今の小学校って、よく分からない。
 そんな小学生を持つママ(パパ)が、学校を知って不安を解消。あなたもこれで、小学生子育てプロママ。
 分かって安心!小学校。分かった!小学生の我が子応援のコツ。

 さて、かけ算の構成や仕組みが分かったら、暗記という作業がどうしても伴うのですがかけ算九九が登場する順序は、皆さんご存じの通り。

 

 まず最初に出てくるのが5の段。つぎが2の段。3の段、4の段と進みます。

 
 ここまで来たら、仕切直し。
 

 「九九をつくろう」ということで、乗法について成り立つ性質や決まりを用いて、乗法九九の構成の仕方を考え、工夫していくことになります。


 6,7,8,9そして1の段の九九を構成する学習です。


① 乗数が1増えると、積は被乗数分増える。(乗法の性質)


② 被乗数と乗数を入れ替えても積は変わらない。(変換法則)


③ 分配法則。


などを活用して、九九を構成していく。


 どんな風に活用するかと言いますと、

 
 ①の例

 「えーと、8×5は40だから、8×6はその答えにかけられる数の8を足して48!」
 


 ②の例

 「7×3の答えが分からない。どうしよう。そうだ!3×7と同じ答えなんだ!」


 という具合に。


 ③の例

「9×6の答えは、5×6の答え30と、4×6の答え24を足した答えと同じだよ。」


 などなど。


 まあ、こんな風にして、構成していくわけですが、「活用」する段階になると、いよいよ「忘れちゃった!」という場合は別として、パパッと答えが出ないと困るわけで・・・。


 

 「かけ算とはなんぞや?」ということを理解した上で、最終段階は、やはり暗記!ということになるようですね。

 

 

 ちなみに、この暗記。なんとかスムーズに覚える手立てはないかと、いろいろなツールが出ていますが、代表的なものは、「ミュージック」!


 いろいろなバージョンの九九の歌が、あります。

 
 

 本校では、歯磨きタイムになると、九九の歌にあわせて、磨いてます。最近の2年生は。

 

 (ちょっと磨き方が怪しくなるのは、目をつぶって。この期間。)



 前回のかけ算についてのお話 も、よろしければ参考になさって下さいね。