<小学校にも古文登場> | 先生が教える小学校と勉強:小学生子育てプロママ養成講座

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 最近どんどんその中身は変化しているようで、ほんとのところ、今の小学校って、よく分からない。
 そんな小学生を持つママ(パパ)が、学校を知って不安を解消。あなたもこれで、小学生子育てプロママ。
 分かって安心!小学校。分かった!小学生の我が子応援のコツ。

 祇園精舎の鐘の声
 

 諸行無常の響きあり
 

 沙羅双樹の花の色
 

 盛者必衰の理をあらわす
 

 おごれる人も久しからず
 

 ただ春の夜の夢のごとし
 

 たけき者もついには滅びぬ
 

 偏に風の前の塵に同じ

 

 

 これは、かの有名な「平家物語」の冒頭部分です。

 

 高校生の頃、暗記した記憶がおありになる方も、たくさんいらっしゃると思います。

 

 ついに小学校に登場です!

 

 と言いましても、中身を詳しく読み解くわけではなく、「平家物語」の解説やこの冒頭部分の意味については、説明が載っています。

 


 今年度から実施されました新学習指導要領 で重視されていることの一つに、「我が国の言語文化に触れて感性や情緒をはぐくむこと。」というのがあります。

 

 その内容として、古典では、ことわざ、故事成語、伝説、古文・漢文の音読ながげられています。

 

 この「平家物語」の冒頭部分は、そういった学習内容として、5年生の教科書に載っているものです。

 

 このほかにも、「つれづれなるままに・・・。」の「徒然草」、「竹取物語が紹介されています。

 

 音読して、日本の古文の響きを味わうことが中心ではありますが、子どもたちにとって、いきなり登場した古文の言い回しは、音読するのもちょっとたいへんな様子。

 


 古文については、この後、6年生の漢文へとつながっていきます。