2014/10/09 楢葉給餌の写真 | なぜぼくらはおいていかれたの 

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地球はみんなの星 猫も犬も大きな動物も小さな生き物も人間も 心に感じる思いをまげず ゆうゆうとのうのうと生きる星 

更新が遅れました。

↓この日は小分け2.5キロを40袋、7キロを6袋持って行く。


↓たまには自分の写真も入れようと、自分で自分を撮る。うまく撮れた!


↓スタート地点に置いていたボックスがバラバラで使えなくなっていたが、このように土管?が並べてあったので、この中に小分け袋500グラムを5個入れる。次に来る時、木製の給餌器を持って来よう。


↓ぬかるんだあぜ道を渡ったところに小分け500グラム袋を5袋。


↓猫たちのごはんの砦の製作所には、7キロ袋と2.5キロ入りを2袋。三毛ちゃんを見るが、一昨年から気にかけていた三毛ちゃんとは違う。この子ももともとの警戒区域の猫ではなく、最近持ち込まれて置いて行かれたように思う。複雑な悲しみがよぎる。なんと悲しげな寂しげな目だ。



↓納豆やさんに、数台の車と数人の人たちがおられた。私がフードの袋を持ち、「猫のごはんをお届けに来ました♪」と声をかけると、息子さんらしい方が、「や、どうも御苦労さまです。よろしくお願いします」と応えて下さり、車に乗られていたお母様らしい方と若い女性の方も、「すみません、ありがとうございます」と言って下さる。
皆さんの車を見送った後、新しい給餌ボックスを置かせてもらう。


↓鳥小屋と犬小屋のあったところに木製給餌器を置き、蓋に『置かせて下さい』というお願いと電話番号、名前を書いておく。『ご都合が悪いようでしたら、お電話酢下さい。次回の給餌の時に片づけます』と記しているが、今のところご連絡はない。除染前に大家さんにお会いし、その時猫の餌のお願いをしたところ、「いいですよ」と快諾いただいていたから、このままでいいということだろうか。それなら本当に嬉しい。


↓この海辺には写真の通りの一軒の家だけが残っている。ここを通るたびに不思議な悲哀を覚えてしばし車を止める。


↓このボックスの真上に枝の切り口がこちらに向いていて、私はわき目もふらずボックスに近寄るのだが、いつもその枝の切り口に額をぶつける。この日はわずかだが傷までついて痛いのなんのって。・・・「やや、額に三日月の傷! 旗本退屈男、早乙女もんどのすけになっちまったゾ!」(フルイ! 誰もわからないだろうな)


↓Nマートさんはお店を引っ越しされ、この日は店の整理をする人たちがいっぱい。給餌器はフードがまぁまぁ入っていたのでスルー。


↓ここは室内にボックスとともにフードが置けた場所で、大雨でも濡れず、猫たちも安心していついていた。除染が終わり部屋もきれいに片づけられて、フードの置き場所がなくなり、猫たちはどうしているだろうと気がかりであったが、こうして一匹の猫ちゃんが姿を現してくれた。こちらを必死な目で見ている。早くごはんを食べさせたくて、とりあえず少しじか置きする。・・・他の分は小分け袋で5k分を回りの草むらに置く。・・・この日夕方前から雨になったと思うので、フードがどうなったか猫たちは食べることができたか胸が痛む。


↓井出川近くの給餌器の蓋の裏には虫よけカビ防止のための炭が貼り付けられている。だるたにあんさんの心遣いに違いない。


↓集会所の給餌器は砂がいっぱいつっついていた。タオルである程度きれいにし、フードを入れておく。この給餌器がこうして裏手にあることを知らなかった。だからこの日まで近くの茂みをポイントにしていた。給餌器があるとわかってほっとした。



↓この日はある駐車場の片隅に二度来た。一度目は見慣れない人の姿があってスルーしたのだ。50地点の給餌が終わって再度ここに来て、こうして空っぽになった車の中を撮影である。
フードが二袋残っている。これは次の分にする。・・・と、後ろから誰かの声がする。振り向くと、なんと、これまでの楢葉給餌中に、ガミガミガミガミと一方的に怒鳴り散らしてきたパトロール氏である。ギョギョ!と身がまえたが、なぜかにこにこ顔である。
「いついた猫にフードをやりたい」ということである。
そこで、残っていた二袋をさし上げた。
「最後まで面倒を見てやって下さいね」
「ああ、わかってるよ」とにこにこ。


鼠駆除の話も聞いた。
「捕獲器にはアナグマはかかるが猫はかかったことがないよ」
町のパトロール氏たちの見解では、猫はもう殆どいないのではないか・・・と。
帰途、複雑な気鬱に襲われる。

給餌に行くたびに重い気持ちになる。