私的給餌心得 | なぜぼくらはおいていかれたの 

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警戒区域の給餌心得を教えて、というような意味のメールをいただくことがあります。
そこで、私的給餌心得を。

私が給餌に行った最初は、上尾のA団体さんが給餌ボランティアを募集されていて、応募したことからでした。その時、南相馬のYさんの助手席に乗り警戒区域を回りました。
それから昨年暮れの国が認定した黄色いリボン活動の時に、やはり上尾のA団体さんのメンバーに入れていただき、Sさん(Kさん)の指示のもと動きました。
そして最近、I団体さんに同行させていただきました。

つまり私の給餌心得のベースになっているのは、A団体さん、Yさん、Sさん、I団体さんから学んだもろもろです。
と言いますと、「ただ餌を置いておけばいいのでしょ、学ぶとか大袈裟な」とのリアクションのあることがありますが、大袈裟ではないんです。
基本的に警戒区域と言うのは入ってはいけないところですから、給餌をするうえで、暗黙のルールが出来ていまして、これを破るとますます入りにくくなる、という結果を招くことになるのです。

入れなくなると、、飢えたどうぶつたちに餌を運べなくなる、ということなのです。こうなると大変ですから、私は先輩や経験者の方の指示や方向性を尊重し、一生懸命学ぶ(真似する)のです。

具体的には
・餌は目立たないところに置く。これはカラスよけの上でも重要です。
・空き袋は見えるものは全部ゴミ袋に入れて持ち帰る。(警戒区域の外には持ち出せませんので、圏内のゴミ置き場に置きます)
・水の容器は雨を受けられる場所に置く。(屋内や屋根のある下に置くと雨を受けられない)

・依頼と了承を得ている家以外は、室内に入らない(置かない)。
この件は特に私は気をつけています。私が団体さんから預かった給餌リストには、二か所は室内に置くと指示があり、その通りにしていますが、他は部屋に置くことはしていません。
たまに、私が行ってるポイントで、行ってみると室内に置いてあることがありますが、それはどなたかが家主さんから依頼されてのことかもしれないと思い、そのままにしておきます。

・給餌以外のことで気をつけていますことは、団体さんの備蓄場からフードを持ちだすことはしないです。どこの団体さんも、「餌が足りなくなったら持っていっていいですよ」と言って下さいますが、私はそうしないと決めています。
理由は、”自分のようなただ餌を置くしかできない者が、団体さんの汗のにじんだものを軽々しく使ってはいけない”と思っているからです。
水もそうです。水場を教えて下さり、”水が必要な時はここで汲んでいけばいいですよ”と言って下さいますが、自分がそういう楽をしてはいけないという思いがあります。

なんでそこまでストイックにするかというと、団体さんの一匹の猫、一頭の犬を保護し、守り、全部の生き物に餌をいきわたらせたいとされている血のにじむような苦労を知っているからです。

私は保護はできない、楽な給餌しかできない、いわば素人だ、その分をわきまえた活動をする、と決めているのです。

・警官から職務質問をされた時の大事な心得があります。
それはいたづらにことを荒立てない、ということです。

私はしばしばブログなどで乱暴な表現をしたり、たまにですが激しい言葉を人に発したりすることもあります。
そうすると、その点を過度に取り上げる人からいかにも粗暴な危険人物のように流布されることがありますが、ブログでの表現については、表現というものはあえて過度にすることもあるという自分の表現認識のひとつであり、また激しい言葉を発した時は、それなりの”意味””理由”があってのことです。それを他者がどうするかはその人の”問題”とわりきっています。
人間が生きるどこに価値をおくかは、人それぞれ違うことでしょう。人はその違いをそれぞれ背負って生きることで、それが”自己責任”というものでしょう。

と認識している私は、職務質問の警官とそう簡単にケンカはしないですよ。給餌という活動全体に関わることですからね。

ほかにも大切な点がもっとある気がするのですが、思いだしたらまた書きます。