私は福島のどうぶつたちのこと、置き去りの問題などに強い関心を持っていますが、いろいろな情報には疎く、なんも知らないまま、自分ができるささやかな給餌に行っているだけです。
それで、「希望の牧場」さんのことも、あまり知りませんでした。(ファームアルカディアさんの牛たちを引き取られたことはブログで知っていて、深く敬意を抱いておりましたが)
それがつい最近、強烈に「希望の牧場の吉沢さん」が胸の奥に飛び込んだのです。
それは作家の柳美里さんが、ツイッターで、吉沢さんのある発言を書いておられた言葉です。
浪江エム牧場・吉沢さん「水俣病が発覚して50年。健康被害、裁判、因果関係の立証、いまだに被害者や被害者の遺族は、国を相手に闘っている。原発は国策だ。生易しい闘いじゃないが、生涯を... http://photozou.jp/photo/show/857 …
浪江エム牧場・吉沢さん「肉牛は、少しでも等級を上の肉に仕上げる為に、手をかけて育て、厳重な管理のもと丁寧にほふられて、みなさんの口に入る。牛の命はみなさんの命に繋がる。でも、原発事故による殺処分は、意味も価値もない死。無駄死に。虐殺でしょ?」
「希望の牧場」さんのブログ
http://fukushima-farmsanctuary.blogzine.jp/
ネットの中には、どうぶつたちに対する考えや所業がいっぱい溢れていて、時々、生きているのが本当にいやになってしまうことがあります。
でも、
どうぶつたちが何も言わず生きている姿は、それ自体が希望であり光ですよね。人間が生きる姿、それ自体が希望であり光でもあるはずですよね。
柳さんの魂をとらえた吉沢さんの言葉は、それを示されたんですよね。言葉と意味自体はありふれた当然の言葉ととらえそうだけど、例えば、現代の”真理”とはこうやって私たちに知らされるんじゃないかな。
(後略)