350万以下は低所得者層だと認めたか | Xinのブログ

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 公立だけではなく、私立高校生の350万以下の所得者の家庭では高校の無料化を図る。

これまで、「やれ平均年収470万」とか眠たい事を言い続けていた日本が、350万以下は低所得者だと認めた。



 今の安値競争の時代に伴い、個人の所得も安さ競争であり、月額9万くらいの所得で生活する家庭もある。

これは最低保障以下であり、それに対して、国は「しかたのないことだ」と見放してきた事も認めたようなものだ。

 そして、この低所得者層と言う350万が、今の日本人のせめてもの平均所得だろう。

 

 特に地方では年収150万にも満たない俸給で働く人間や新卒採用者も多く、これから先、平均年収は200万という時代が訪れるだろう。。

 今の現役世代は昇給も望めず、役職はあれど責任のみで昇給のない人間が増え続けているのが現実だ。


 「がんばればなんとかなる」は、正直に言えば「それは無い」世の中になっている。

しかし、他人を蹴落とせど蹴落とした先に自分の立つ場所も無い。

 これが今の日本社会であり、もはや再起不能な程になっている現実社会で、これからを導くのは政府の役目でもあるのだが、タレント国家元首が人気を集め、無駄なJAL再建や高校教育無料化を図ろうとしている。


 「民主党を批難しているのか?」といえば政党うんぬんよりもそれは認めるし、鳩山総理の献金問題批難よりも、タレント活動にしか見えない夫妻の行動が目に余る。

 この社会で、その日の糧にありつく事さえ、そして将来に希望が持てない学生が増えている中で、タレント夫妻が優雅さをみせびらかしても、それは素直に賛美等はできない。

 どのような理由があっても、今の総理は個人的にはNOだ。



 かなりしつこいが、例え高校無料化しても、その先の社会に希望を抱けなければ生活保護や無職者に溢れ、社会保障すらも維持しきれなくなるだろう。

 社会保障の基盤が経済であり、社会保障のみで日々の生活にはなれない。

この時代に就学困難者救済の為に無償化は認めるが、その先の世界が無ければ日本の将来は無い。


 現に15年前と比べ、15~24歳までの無職者やニート率は男女ともに2割から4割を超えてしまっている。

これはNHK報道で取り上げられた事なのだが、確かに私こじんが接してきた学生達を見ると、将来の見通しが無い学生が増えているのを感じる。

 また、卒業後にも職につけない人間もおり、在学中につまづいた学生が、卒業後に自立できる可能性も低いのが現実としてある。