現在は宮城県石巻動物救護センター シリーズをお送りしています
（私が5月＆7月中旬に訪問した際の状況から）
↓5月時のセンター
↓7月11日に訪問した前日に移転
公式ＨＰ＆ボランティア応援サイト
http://tohoku-arc.com/ishinomaki/
先週までの２週は「犬班のボランティア作業」についてお話しました
先週の話しはこちら
http://ameblo.jp/kay-s4s/entry-10973163794.html
今週は「猫班」の作業についてです♪
↑7月時 猫班リーダーOさん＠新隔離室
朝、夕の作業は「犬班」とほぼ同じ
・健康チェック・掃除・ご飯・必要なコには投薬
ただし、犬班と違うところは「散歩」が無い事
ですから、まずケージ内の排尿排便で健康チェックを行います
↑5月時、通常担当は猫の体調がわかっているベテランや
前日から入っているボランティアさんがペアーになってやります
この時は、風邪のコが多かったので獣医さんがチェックしていました
チェックが終わったケージから、順次掃除に取り掛かります
ここで登場するのが、医療用の手袋と消毒薬です
猫舎で一番気をつけなければいけない事、それは「感染症」です
これを防ぐ為に、必ず１匹ずつ 使い捨ての医療用手袋をします
さらに、触れた服も消毒をします
↓５月時、隔離室に入る際には大きなビニール袋に
手と頭が通るように穴をあけ、それで上半身を
カバーするようにしていました
特に５月に訪問した際には、一般の猫舎でも猫風邪が
流行っていたので、かなり神経質な程に気をつけていました
医療用手袋をして、ケージの中、トイレトレー、水飲みボールを
全て綺麗にして、さらに消毒して 新しい物に取り替えます
犬の場合は、散歩でケージが空の状態で出来ますが
猫の場合はそうはいきませんから、片手で抱っこしたり
上手くどかしながら掃除をしていきます
ボランティアの人数が多い時には、ペアーになって
猫を抱っこしする人、掃除する人と分担する事もあるそうですが
私が訪問した５月・７月には、そんな余剰はありませんでした
こうして１匹終わると 手袋を替え、服を消毒して 次のケージへ
これを繰り返していきます
掃除が終わったら食事。犬と同じように１匹ずつレシピがありますから
間違えないようにご飯を用意して、投薬が必要なコには薬を砕いて
混ぜたりして与えます
こうした猫の朝の作業が終わるのも やっぱりお昼近くになります
ここから夕方のご飯までの間は、食べたご飯の量を、
健康チェックに記入・入力したり
遊び好きな猫の為に 交代でケージから出して遊ばせたり
綺麗好きな猫の為に ブラッシングをしたりという
ふれあいの時間になります
↑5月時、ゴロゴロし過ぎてブラッシングになりませんでした（可愛
そして！７月の移転で一般猫舎には「プレールーム」が出来ていました♪
２畳位かな？！まだこの時は引っ越して３日目だったので
段ボールしかありませんが、キャットタワーなども
設置する予定だと言っていました
２匹とも まだ子供ですが やや大きい方が
チビの乱暴な遊びによく付き合っていました
こんな仲良しな格好も♪癒されます♪
犬同様 石巻動物救護センターに保護されている猫達の多くは
飼い主さんが避難所などに居て 一緒に暮らせないという一時預かりです
また、残念ながら飼い主さんが亡くなられて、所有者が居なくなり
保護猫になったコや、純粋に保護されたコもいます
こちらも犬同様ケージに慣れている子は少なく、
ケージに入れられる事がストレスになっているコも多く
人の側に行きたいと思っているコばかりです。。
ですからケージに戻るのが嫌で 突然抵抗するコもいましたし
↑５月時 後ろ足で蹴られちゃいました
獣医さんに手当してもらいました（笑
かまって欲しくて、ひっきりなしに鳴いたり ケージを汚すコもいます
だからケージを閉める時は 切なくなります。。。
行かないで・・もっと遊んで、側に居て・・・
ぜひ この子達１匹１匹にたっぷり愛情がかけられるよう
多くの方にボランティア参加して頂きたいと思います
現在も、石巻動物救護センターでは随時ボランティアを募集中
夏休みなので学生さんで充実しているかと思っていましたが
最新情報では「思ったほど集まっていない」という事ですので
お時間の許す方、興味のある方は ぜひ一度公式HP＆ボランティア
応援サイトをご覧になってご参加頂ければと願っています
きっとあなたが力になれる事があると思います
特に 平日は人手が足りない事が多いようです
ボランティア休暇が取れる方は平日をお勧めします
各サイト紹介URL http://tohoku-arc.com/ishinomaki/
来週は、石巻動物救護センターのシリーズはお休み予定です♪
↓５月・７月とお世話になった猫班の
リーダーOさんとKさん♪
Oさんは同じ宮城でも名取市から車で片道２時間は
かけてきているんじゃないでしょうか
Kさんは地元とはいえ１時間程はかかっていると思います
それでも連日、ほとんど休みなく動物達の為に作業されています
そんなおふたりは、共に、明るく・優しく・そして頼りになります♪
くれぐれも身体には気をつけて欲しいと切に願っています！
おまけの証拠写真（７月時）
そうそう番組でお話した「キャットフードにつられた猫の話し」
このコは隔離室に居る猫ちゃんです。でも別に病気なわけではなく
多分スペースの問題でこちらに居たんだと思います
（番組でも話したように７月に行った時は感染症で隔離されているコは
いませんでした）
このコは本当に甘えん坊で ヤンチャです♪
かまって欲しくてずーーーと鳴いているし、他のコの世話をしていると
拗ねてわざとトイレをひっくり返したり、下に敷いてあるペットシーツを
滅茶苦茶にしたりする、本当に手のかかるコなんです
このコを自由時間に出すと 側でゴロゴロしたりウロウロするのに
「ソロソロケージに戻そうかな～」と思った矢先、スーーと
人の手の届かない隅に隠れてしまったんです
この時はまだ新しい猫舎に引っ越しして２日目
私達も手の届かない所があるとは気がつきもしませんでした
いろいろ試したんですが どうやっても出てこない
「困ったね」と話していたところに猫班リーダーが登場
「あぁ～きっとこのコは餌で出てくるよ～」
「え～ このコ頭良いから 餌だけ食べて 捕まらないと思うよ～」
なんて言ってるそばから ヒョコと顔をだして 美味しそうにボリボリ
そのまま餌を点々とケージの前まで置いていきました
「まさか そこまでは行かないでしょう～」と言っていたら
行っちゃったんですね～ 爆笑でした
美味しいおやつと たっぷりの自由に満足したようで
満足げにそのままグッスリ夢の中でした
が！！
翌朝 行ってみるとこの通り
ふん 置いていったのがわるんじゃ～
とでも言ってるみたいです
毎日お世話している人は本当に大変だけど
大変だった分、私にとっては、本当に可愛い
何とも忘れ難い猫の１匹になりました
実はこのコ。。飼い主さんが亡くなられて保護されているんです。。。
！注意！
＊今、私がお話している事は５月１６～１８日、７月１１日～１３日に
訪問・取材させて頂いた内容を紹介しています。
動物達の写真などは、特別に許可を頂いて撮影・掲載
していますので、無断転記・使用は固く禁じさせて頂きます
また、削除ご希望の方はご連絡下さい 宜しくお願い致します
＊尚、現場の状況が変わっている場合があります。
しかし、私が観て感じたことを伝える事で、震災後
被災動物達がおかれている現状や、それをとりまく環境などを
ご理解頂ける、そんな一端になればと願いながら
お伝えしています事 ご理解下さい。
今、番組で紹介している義援金等の案内はこちら
＊被災動物達の為の義援金受付は
http://ameblo.jp/kay-s4s/entry-10879609151.html
＊公益財団法人日本能動県協会「盲導犬ハート募金」および
番組で取り組んでいる補助犬応援の小さなボランティアは
http://ameblo.jp/kay-s4s/entry-10906539092.html
＊仙台市動物管理センターでは、 8月21日に
第四回被災犬譲渡会が開催されます
条件が合えば全国でこからでも里親になれます
詳しくはセンターHPまたはお電話でお問い合わせ下さい
先月の譲渡会は26頭中24頭に新しい家族がきまりましたが
前月には赤い糸の先がなかったこのコも今月こそは
いい出会いがあるといいですね♪
詳しくは仙台市動物管理センターHP
http://www.city.sendai.jp/shizen/dobutsu/pet/113
また センターでは仔猫用のパウチフードの支援を募っています
ご協力頂ける方がいらっしゃいましたら 宜しくお願いします
仙台市動物管理センター
〒983-0034 仙台市宮城野区扇町六丁目3-3
電話 : 022-258-1626
これからも
石塚恵子のSomething４Sunday♪では
人と共存する動物達の
幸せを応援していきます！