絵画焼却?! | 手が知っている異界の彩~絵師・緋呂 展示館~

手が知っている異界の彩~絵師・緋呂 展示館~

神・仏・天使。そして、「あなた」の光を、緋呂が描きます。陰陽併せ持つ「人間」の中に、すべては在る。
描くべきもの、進むべき道。すべては、手が知っています。

窃盗犯の母親が、世界の名画約7点を燃やした疑いがある…と。
捜査が自分に及んできて、恐くなってしたことだ…と。

これが事実で、贋作ではなくホンモノだったとしたら…世界的損失ではある。

しかし、絵画ってものは…損なわれていくものでもある。
世界的損失なのは確かだけど。
モノは、いつか、失われる。

それよりも。

その報道が、総額100億円が灰に…とか、そんな切り口からしか語らないことが、なんか、残念。


二つとない、世界に…というか、歴史的…地球時間的に唯一の作品。
それを、金額に換算してしか語れない…その面からの価値しか、人の心に残らない…。

絵画って…芸術って、そんなもんじゃないと思うのだけどなあ。


興味がない人にとっちゃ、金額にしか、関心がない…そして、それが大多数である…と。

そういうこと?

マスコミの中に、そういう価値基準しかない…それがアピールしやすい、と彼らが思っていて、それだけを前に出すことで、それだけが人の印象に残り、その価値観を人々が刷り込まれていく…という。

その、テレビ文化マスコミ文化が作ってきたのが、今の日本…とも言えるのだし。

ま…一方的に作られてきたってわけじゃないから、発信側の偏りっぷりにばかり責任預けるわけにはいかないのだけどもね。




とりあえず。
焼却されたらしいと言われてる作品達が、どこかで保管されていることを願います。


さー、期日前投票行ってこようっと。