2011.05.07の記事再投稿。
文章は過去の記事です。
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ギリシャ神話に出てくる「パンドラの箱」
私は、今も、このお話に微妙な違和感がある。
パンドーラは好奇心に勝てず、決して開けてはならないと言われた神に預かりし箱を開けてしまう。
すると、そこからあらゆる病や災厄が飛び出した。
驚いたパンドーラは、慌てて蓋を戻したが、すでに箱の中身はほとんど空。
ただ一つ、そこには「希望」が残った。
そのため、希望は今も常に人とともにある…。
しかし。
飛び出していった病や災厄も、常に、人と共に在る。
飛び出していったもの達は、自由に出入りしている。
後に残ったという希望は、箱の中に閉じ込められたまま。
パンドーラの持つ箱の中。
希望をこそ、解き放つべきなんじゃないだろうか。
今も、この物語には、不思議な感じがしてしかたがない。
この歌。
大好きなベートーヴェンの第九を歌った曲。
第九の「歓喜の歌」には、いろんな和訳があるけれど。
この曲の歌詞は、とても素直。
希望は、箱の中に閉じ込めるものじゃない。
拘束して手元に繋ぎ止めるものじゃない。
この方は、ポップス調の時とオペラ調の時でガラッと発声が変わっておもしろい。
映像を見ていると、口の動きも面白い(笑)
【02011.07.27追記】
第九、聞きたい。
もちろん、生で。
昨年末に聞いた演奏は、私にとってはイマイチどころか、イマサンくらいで、全くの不完全燃焼だった。
たまに、夏にも演奏されることがあるんだけど。
今年はどっかでやらないだろうか…。
今年こそ。
聞きたい曲な気がするんだけど。