この間買ったバラの香りの入浴剤を入れようとしたら、うっかり入れすぎて、きれいなピンクになるはずのお湯が血を混ぜたような嫌な赤い色になってしまった。

浸かっていたら、何だか自分の体から血が流れ出してどんどん赤くなっていくようで気持ちが悪くなって、なんとなく自己嫌悪でいっぱいになった。


私が余計なおせっかいを言って傷つけてしまった大切な大切な友達は、「ごめん」と言ったら「うん」と言ってくれたけど、きっと私は許されたのではなく失望されたのだろうと思う。

失望されることは、めちゃめちゃに罵倒されるより、100万回ぶたれるより、つらい。


どうして私はこうもいつもうっかりしてしまうんだろう。


丁寧に入れればきれいなピンク色のお風呂に入れたのに。

ちゃんと彼女の気持ちを考えたら彼女を傷つけずにすんだのに。