何故か勇士は思い出した。

追憶の薔薇軍の、由美かおる元帥の言葉を。
「だせええ!」

勇士は嫌な気分に襲われた。
そのことを頭から払おうとすればするほど、なにかひっかかってくる。

すぐに移動を開始した。
「斥候!」
いきなりだった。全茶でパンプキンアーマーの売りがあった。

斥候が疾駆して戻ってきた。
「全茶でパンプキンアーマーの売り800k!」

勇士は舌打ちをした。
手持ちのアデナが100kを切っていたのだ。

倉庫の強化スクがあるのを思い出した。
それを売り払えば買える。
頭にはそのことしかなかった。

勇の旗を下げさせた。
それは疾駆の合図である。

剣を腿の所に下げ、低い姿勢のまま突っ込んだ。

「900k!」
勇士は叫んだ。

勇士は、我慢という敵を100騎程、つき倒した。反転する。
「これよりぜんりょくでかけ戻れ。甘くないぞ、全力で駆けるぞ。」

勇士は最後尾を駆けた。追ってくる。

勇士はzelを6枚手にした。
5枚貼って、b-zel を貼ればいいのだ。
倉庫を探した。ない。何日か前に出したb-zel がない。
あるはずのb-zel がないのだ。

勇士は考えた。
前日にoeをして燃やしてしまったのを思い出した。

また舌打ちをした。
手持ちのアデナはない。
パンプキンアーマーを買う為に全てをつぎ込んだのだ。
倉庫にb-zel を買えるほどのものも入ってない。
あきさんも落ちた。

そうだ!夢幻だ。
精霊からだす。
夢幻に走る。
精霊。いない。
ここまで苦労して手にした。これを成就させずして寝れるか!なんのための志か!

眠気が襲ってくる。夢幻を駆け回る。
やはりいない。
眠気には勝てない。
これで諦める男になりたくないのだ!

最後の40kを握りしめ、猫商店へ行く。n-zelを買った。

勇士は自分が笑っているのを感じた。
zelを6枚貼り、気を込めて七枚目を貼る。
燃えた。最後の希望が燃えた。

視界が白い。やはり白いのだ。


簡単にいうと。
パンプキンアーマー買うも、あると思っとったb-zel がなく、b-zel を買う金もなく借りる相手もなく、夢幻の精霊から出すぞと意気込むも、精霊に会えず、眠気に負けそうやったけ、n-zelで oeをして、7にもならずに燃えて、アデナもパンプキンアーマーもなくなりましたってことです。

負け組もいいとこや!



Android携帯からの投稿