初夏の白い花 ヤマボウシ、エゴノキ、ポプラ、ミズキ | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

ゴールデンウイークの晴れ続きは、稀有なことだったようで、この100年来で最高の天気だったと昨日のお天気番組で言っていました。
ところがGWが終わった途端、今朝は小雨がぱらつきました。ほんのおしめりかもしれませんが、生き物たちには恵の雨でしょう。

さて、サクラが散り、ハナミズキが散ったと思ったら、あちこちでまたいろいろな花が咲き始めました。
これは、ヤマボウシですね。


この花の姿が山を駆け抜けるお坊さんの姿に似ているという。修験僧ですかね。


そして雪をかぶったように白くなっているのは、エゴノキです。祖師谷公園のあちらこちらにあるのですが、太極拳広場のが満開。一番早いです。


ヤマボウシが上に向かって咲いているのに対して、こちらは真下を向いています。


クマバチがブンブンいっているかと思ったら、ペアでいます。


ほのかにいい香りがします。


池の辺りには、おとといの強風で落ちてしまったのでしょう。ポプラがもう白い綿毛の花を咲かせました。いよいよポプラのシーズンに入りましたか!
ポプラは昨年、まめに追いかけましたので、まだご覧いただいてない方はこちらをどうぞ


見上げるとたくさんのつぼみが下がっています。


池の向こう側にはミズキが白い花をつけました。


この花も上を向いて咲く高木ですから、花に気がつかないこともあります。光をたくさん浴びようとテーブル状に広がって咲きます。


初夏はなぜか白い花が多いですね。ちなみに花の季節(早春から晩秋まで)で、いちばん多い花の色はなんだと思いますか? そう、「白」なんです。中でも初夏に咲く花の40%以上が白なんです。なぜか、たぶん受粉と関係があり、受粉を請け負う虫にとって、緑の中でいちばん目立つのは明度のいちばん高い白。それで白が多いというわけのようです。