今朝の気温は1℃。6時30分からほんの40分ほどで4℃も下がりました。明るさと寒さは明け方は比例しないどころか反比例するのは、冬至から春へ向かうのと同じ!で、明るくなるけど寒くなる。本格的な寒さはこれからですものね。そして今日はイブです。
さて、このところ鳥が続きましたが、樹木に戻ります。
いつもはクヌギやエノキの緑に隠れた状態でしたが、落葉樹がほとんど葉を落としてしまった今、俄然、青々と生彩をはなってきました。
ポプラの池の上のほうに5~6本あります。
鱗状の小さな葉が集まった、鱗片葉といって、この葉をもつのはヒノキかサワラです。
ヒノキとサワラでは樹皮もほとんど違いがありませんから、樹皮を見てもどちらかわかりません。
たぶん、サワラかも。どうしてかというと、サワラは水が好きで、川辺や池の傍が適しているんです。ここは公園ですから植栽されたのでしょうが、造園の方ならこの池の近くに植えるかな?
それと、枝振りが下向き加減で、枝も細めで、これもサワラの特徴です。ただ、この場所は、他の木の間で日当りも悪く、全体に成長が悪いように見えますので、これも当てにならないかも。
で、決定的な違いは何かというと、葉の裏の気孔の形なんです。
葉の先を少しだけいただいて、家に帰ってよ~く見てみました。
気孔の形がXというかチョウチョというかHというか、そんな形をしていますよね。
これはサワラです。ヒノキはYの形をしてるんです。
覚え方としてよく言われているのが
「エッチ、サワラないで。ワイはヒノキやで」というもので、ちょっと寒くて口にはしにくいのですが。
サワラ ヒノキ科ヒノキ属の高木。日本固有種で、本州の岩手県以南、九州に分布する。山地の沢沿いに多く自生し、園芸品種も多く、庭木や生け垣などにも利用される。材は水に強く、建築材、風呂桶、曲物などに利用される。