今朝の広場の気温は1.9℃。風がないとそんなに寒く感じなくなってきたのは、慣れてきたのでしょうか。気がつけば冬至まであと1週間ほどでしょうか。暗くなるのもそこでストップと思えると、急に気分が明るくなります。
さて、冬の緑といえば、これがありました。ササとタケです。祖師谷公園にもちゃんとあるんです。
こちらはポプラの池の斜面の上部に青々と連なっています。
丈は50㎝くらいです。ササでしょうか。
葉の長さは15㎝くらい、大きいです。
調べましたら、どうもオカメザサという種類のようです。
ところでササとタケの違いって何だと思いますか?
タケの皮が次々に桿(かん=軸のこと)から落ちていくのがタケで、いつまでもついているのがササなんですって。
ということは、これはどうでしょう。
皮がついていない!からタケということになります。
そう、オカメザサはササと言っておきながら、ササではなく、タケなんです。
同様にメダケはタケと言いながら、ササなんです。
ちょっとややこしいですが、タケの皮を見ればいいのですから見分け方は簡単です。
こちらはハーブガーデンの奥の仙川沿いです。高さは5mくらいありそう。
幹の直径は2~3㎝の細いのから、4~5㎝までいろいろです。
葉はこんな感じです。
下にははがれた竹の皮がたくさん落ちていますから、こちらは間違いなくタケですね。
タケは成長が早く1日で1m以上伸びることもあるそうです。調べるとこちらはどうもコウチク(光竹)という種類のようです。節が一重で上下が黒と白になっているのが、そっくりでした。
そしてよくある質問、タケは草か木か?
ごく簡単にいうと、幹が太くなっていくのが木で、太くならないのが草。寿命が長いのが木で、1年~数年なのが草。
ということは、タケは太くならないので草、でも寿命は長いので木。
つまり、木でも草でもない(考え方により意見はさまざまなようですが)ということになります。
タケはなぜ成長が早いか?
多くの植物は茎の先端に成長点をもち、ここで活発に細胞分裂を行って体をのばします。 一方、タケはすべての節に帯状の分裂組織(成長帯)をもちます。そのため各々の節が同時に成長し, まるで提灯を広げるように、一気に背をのばすことができるのです。
もうひとつ、意外な事実。
地面に顔を出す頃の竹の子には、すでに完全な節構造が出来上がっていて、その節の数は、成竹になっても増えることはないそうです。
そういえば、タケノコを縦に切ると節がありますよね。あの数が成長したときの節の数と同じだなんて!知りませんでした!