今朝も霜が降りていました。地面の草にも霜が降りて、それでも青々として、朝日に輝いていました。
さて、ひと月ほど前、赤い実をたくさんご紹介しましたが、ここにきて、またみつかりました。
観音堂の境内にすくっと立っていました。マンリョウです。実の直径は6~7㎜ほど。
赤い実はどれも下向きについています。これがマンリョウの特徴。似た実でセンリョウがありますが、これは赤い実が上向きについているので区別できます。
葉の縁は丸い波状の鋸歯があるのも特徴。マンリョウは縁がぎざぎざです。
江戸時代には、ヤブコウジを十両、カラタチバナを百両と呼び、センリョウ(千両)、マンリョウ(万両)と合わせて瑞祥植物としていたそうです。どれも鳥たちが好み、鳥によって種子が運ばれる鳥散布での生存戦略ということになります。
ちなみにマンリョウはマンリョウ科、センリョウはセンリョウ科で、ともに常緑低木ですが、親戚関係にはありません。
ここは管理事務所の裏手のクリスマス飾りの花壇です。
サネカズラです。ツル性の常緑樹で、低山や雑木林などでもよく見かけます。
まるでツリーのオーナメントのよう!丸い房の直径は4~5㎝あります。
マツブサ科。枝からにじみ出る粘液を整髪料に使ったことから、ビナンカズラ(美男葛)の名もある。
ここはセキレイ橋の親水公園側のたもとです。サクラに隠れて今まで気がつきませんでしたが、赤い実をつけた低木が茂っています。
直径6~7㎜ほどのきれいな実。ナンテンです。実は咳止めの薬とされるそうで、だから「ナンテンのど飴」ってありましたよね。
葉はおせち料理などにも飾りますね。
赤く紅葉している葉もきれいです。
メギ科、常緑低木。「南天」と書き、音が「難転」に通じるところから古くから縁起がよいとされ、薬効もあるので、庭には欠かせない植物であったそうです。