オナガガモ 最後に到着!お待ちしてました! | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

 今朝の太極拳広場の気温は11.8℃。この秋、一番の寒さでした。頭上のコナラの木では、ヒヨドリが「ぴーっ、ぴーっ」とこちらの枝で鳴けば、間髪入れずに「ぴーっ、ぴーっ」とあちらの枝から返す声が。ヒヨドリも恋の季節ですか。しばらくそんなやりとりをしたあと、二羽そろって飛んでいきました。太極拳は無心でしなければと思いつつ・・・。

 さて、今朝は自然観察の我が師であるNさんから、「オナガが入ったよ。鞍橋のところで今朝三羽みたよ」と。オナガとはあのオナガではなくて、オナガガモのことで、そろそろこないかと、ずっと待っていたのでした。

太極拳をしている最中もわくわく。終わってさっそく駆けつけました。
何羽かいる群れのなかにいるのでしょう。


うん、この手前の三羽のようです。色がほかのとは違っています。後ろの二羽はヒドリガモのカップルですね。


頭は焦げ茶で、首から頭の後ろにかけて白い線が入っています。図鑑と照らし合わせると、まさにオナガガモの雄です。図鑑によると雌は白い線もなくて全体が茶色っぽい。ここにはいなさそうです。Nさんも三羽とおっしゃっていたし、雄だけなのでしょう。


比べるとよくわかりますが、これはヒドリガモの雌雄で、色もまったく違いますね。


たしかに尾は長いです。図鑑のはもっと長くて、これから伸びていくのかな?


くちばしもツートンカラーで、ディテールに凝っています。


おや、羽根を広げると鮮やかな色がのぞきます。


うん、きれいです。やっと会えて、これでカモは勢揃いしました。春にシベリアに帰っていくまで、祖師谷公園の仙川に賑わいをもたらしてくれることでしょう!