今朝の太極拳広場の気温は11.8℃。この秋、一番の寒さでした。頭上のコナラの木では、ヒヨドリが「ぴーっ、ぴーっ」とこちらの枝で鳴けば、間髪入れずに「ぴーっ、ぴーっ」とあちらの枝から返す声が。ヒヨドリも恋の季節ですか。しばらくそんなやりとりをしたあと、二羽そろって飛んでいきました。太極拳は無心でしなければと思いつつ・・・。
さて、今朝は自然観察の我が師であるNさんから、「オナガが入ったよ。鞍橋のところで今朝三羽みたよ」と。オナガとはあのオナガではなくて、オナガガモのことで、そろそろこないかと、ずっと待っていたのでした。
太極拳をしている最中もわくわく。終わってさっそく駆けつけました。
何羽かいる群れのなかにいるのでしょう。
うん、この手前の三羽のようです。色がほかのとは違っています。後ろの二羽はヒドリガモのカップルですね。
頭は焦げ茶で、首から頭の後ろにかけて白い線が入っています。図鑑と照らし合わせると、まさにオナガガモの雄です。図鑑によると雌は白い線もなくて全体が茶色っぽい。ここにはいなさそうです。Nさんも三羽とおっしゃっていたし、雄だけなのでしょう。
比べるとよくわかりますが、これはヒドリガモの雌雄で、色もまったく違いますね。
たしかに尾は長いです。図鑑のはもっと長くて、これから伸びていくのかな?
くちばしもツートンカラーで、ディテールに凝っています。
おや、羽根を広げると鮮やかな色がのぞきます。
うん、きれいです。やっと会えて、これでカモは勢揃いしました。春にシベリアに帰っていくまで、祖師谷公園の仙川に賑わいをもたらしてくれることでしょう!