ヤマノイモ 花が咲いて、ムカゴもできた。&キンモクセイの花ござ | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

 今朝はまたツクツクボウシも鳴き出して、夏に戻ったかのような暑さです。
でも空にはちゃんと鰯雲。


そして3~4日前に満開だったキンモクセイが、早くも散り出しました。


キンモクセイの下にはサツマイモが育てられていて、いい具合に散る花を受け止めてくれます。


キンモクセイの下はどこもかしこも花ござです。


さて、今日はいも繋がりでのご紹介です。
8月31日
祖師谷公園の管理事務所の裏手の柵に、緑の長いハート型をした葉がからまっています。そういえばサツマイモもハートですね。


もう実ができています。花のなごりが先っちょの白いので、翼が3枚あります。


花の時期は白い小さな花がたくさん咲いたんでしょうね。


花が落ちてこれから実ができるのもあります。


葉っぱは対性。仲良く向き合っています。よく似たものにオニドコロがあって、こちらは葉っぱが互性で互い違いについているのでわかります。


これはヤマノイモ。地下にできる長いイモを自然薯といい、栽培もされている。この下にどのくらいのがあるのでしょうね。秋も深まると葉の付け根にムカゴができます。ヤマイモに似た味でおいしい。楽しみがまた増えました。
ヤマノイモ ヤマノイモ科。雌雄異株で、雌花の花序は垂れ下がる。本州から沖縄、朝鮮半島、中国に分布する。

そして約ひと月後
一見たいした変化はなさそうです。葉っぱが虫にくわれているのが目立ちます。虫はたくさんいたものね。


あらっ、み~つけた!ムカゴです。たくさん集まればムカゴご飯やさっと油で炒めてももおいしいんです。


あちこちにあります。直径は1~1.5㎝くらいです。


つるもくるくる巻いて。ムカゴってどうやってできるのでしょう?花もなくて、いきなり実ですものね。