祖師谷公園の仙川沿いの花壇に、木にからみついたつるがあります。冬の間もつるには葉がついていて、なんだろうと思っていました。
そしたら、花が見事に咲いています。白い花と黄色い花があります。
つるの先のほうの花は白くて、下のほうの花は黄色です。
咲いてほどない花は白。しばらくすると黄色になるようです。横顔はこんなふうです。
甘い香りがします。クチナシの香りにそっくりです。花の長さは2~3㎝。
つるなので、手前に見えるアカメガシワを抱き込んでいます。
おや、アカメガシワに虫がいます。黄色の斜めストライプがおしゃれですね。甘い香りに誘われたのでしょうか。
スイカズラの名は蜜を吸うと甘いこと+カズラはつる性の意味からとか。カズラは漢字で書くと葛。クズも漢字で書くと葛。つる性のことをカズラと言うのですね。テイカカズラやサネカズラもつる性ですものね。スイカズラのまたの名は金銀花(きんぎんか)。花が白から黄色に変わることを指しているのですね。スイカズラは漢字では忍冬。冬でも葉を落とさずに耐え忍ぶ姿からこの字が当てられたようです。秋には実がなるそうですからまたご報告を。園芸種はハニーサックル。スイカズラ科。
色が変わるのは一説によると虫に蜜が出ているかどうか知らせる合図とか。蜜を出して虫を誘い、受粉が終わるともう虫は必要ないので、ここはもうオッケーよ、と色を変えて虫に知らせているとか。