展示ガイドグループ・美術館部門の矢野です。
本年度より発足した、展示ガイドグループ・美術館部門。
新たな部門ということで、全員が初体験であり、ゼロからの出発です。
「アートみどころガイド」という名称も決定しました。
現在アートギャラリーで開催中の「濱谷浩写真展」と「日活創立100年記念資料展」のガイド、及び、館内に常設されているオブジェの紹介をするにあたり、メンバーは4回の研修に参加しました。
展示作品に関して文献を参考にしながら詳細を調べ、自分でガイドするシナリオの原稿を作成後、学芸員の方に原稿をチェックしていただき、リハーサルを経て、いよいよデビューという道のりです。
そして、私は先日9月2日にガイドデビューしました。
今回、私がガイドした展示作品は
◆常設オブジェから2点
①渡辺豊重作 「日・月・鳥・花・人」
②手塚治虫作 「笑い」
◆アートギャラリーから
「日活創立100年記念資料展」
です。当日の参加者は大人4名でした。
私は学芸員ではないので、残念ながら多くの知識は持っていないのが現実です。
であれば、ボランティアスタッフとしてどのようなガイドをすればいいのか?と考えました。
○市民の方々と同じ目線で作品を一緒に鑑賞できるように
○身近に感じていただけるように
○楽しく、面白く、作品が鑑賞できるように
このような点に気をつけながらガイドをするように心がけ、ボランティアスタッフとしての味わいを大切にしています。
今回の参加者は50代後半~60代の方でした。
「日活創立100年記念資料展」のガイドでは、ご自身の若い頃に流行った映画やスターたちの展示物だったため、予想以上に盛り上がり、来場者の方と楽しく鑑賞ができたかと思います。
一方、常設オブジェのガイドでは、対話形式で作品の印象を参加者の方に伺ったところ、「突然そんなことを聞かれても・・・」といった顔をされてしまう場面もありました。
今後は参加者からより多くの言葉を引き出せるように、言葉のきっかけとなる引き出しを多く準備しておこうと考えています。
約25分でしたが、無事にガイドを終えることができました。
研修から本番当日まで、職員の皆さん、学芸員の皆さん、本当にお世話になりましてありがとうございました。
次回はより一層スキルアップしてミュージアムの素晴らしさを伝えられるガイドを目指したいと思っています。
今後とも宜しくお願いします。